2021年を振り返る | Little Women -稚草物語-

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表現豊かな人間になりたい

素敵な女優になりたい

福原稚菜の徒然日記

2021年も今日で終わりということで、今年を振り返ってみたのですが、私にとってはやっぱり『イロアセル』の舞台に立つための一年だったなと感じます。

昨年末に顔合わせを終えてから、カンチェラ選手という役への準備でアクロバット教室に通いました。その後、遊びで始めたスケボーで左手首を骨折して教室通いを中止し、稽古が始まるまでは大人しく体を第一に考えて適度な運動や登山に行って過ごしていました。

 

新国立劇場での稽古の日々は夢のようで、毎日が楽しかったです。そしてカンチェラと向き合うことで苦しくて、しんどいこともありましたが、何一つ嫌なことはなく、今こうして好きなことで悩んでいられる人生を幸せだと感じていました。無事に舞台の幕が上がり、変な緊張をすることもなく最後まで駆け抜けられ、たくさんのスタッフの皆様にお世話になり、先輩方に見守っていただき、学びや感謝の多い舞台でした。本当にありがとうございます。

 

毎日の稽古や公演で夜はクタクタで、殆どSNSの更新ができませんでしたが、今まで経験した舞台の中でも一番充実した日々を送らせていただきました。だからこそ、少ない発信の中、観劇に来てくださったお客様には感謝の気持ちでいっぱいですし、作品を楽しんでいただけていたら幸いです。

 

12月は身の回りで何かと忙しく、俳優としての仕事納めは『イロアセル』となりました。

頭を使いすぎた3ヵ月間の反動で、ずーっと編み物をしています。中毒のようにずっと同じモチーフを編んでいるので、この衝動は何なんだろうと調べてみたら、編み物には瞑想効果があるそうです。脳味噌が無になる時間を欲していたんですね。毛糸がなくなるたびに買い足しては同じものを編んでいます。これを何かにできる日が来たらいいんだけどね。

 

そして、ずーーーーーーーっと待ち望んでいたメガテン5は一応半分くらいまで進んでいると思います。

魔王城に入ったところで、今はサブクエを優先的に消化しているところです。ちなみに、私のレギュラーパーティは現在、イズン、アルテミス、ヨシツネ、自分という感じです。敵の弱点相性によってアルテミスを入れ替えることがありますが、昔から変わらず物理で殴り勝ちしています。ステ振りも力と速にしかふっていません。まだレベルも51くらいですが、もう少ししたらクレオパトラを倒しに行く予定です。

私にしてはかなり進みが遅いのですが、その原因として画面酔いがあって、探索が中々進まない。あと全滅しがちというのもあります。最近はくらまし玉で逃げるようにしているけれど、知らない間に敵に襲われたりしていて、まだまだ慣れません。疲れます。

 

今年を振り返ると、登山したことと、切り絵の展示会に参加させていただいたこと、舞台、ゲームの記憶しかないです。でも一つ一つがとても濃厚で、長い一年になったと思います。来年からまたどう生きていくかを考えながら年末の大掃除をしていましたが、「より自分らしく」やりたいことをやっていきたいと思います。私にはまだまだ福原稚菜を前に押し出す力が足りず、どうしても相手に譲ってしまったり遠慮してしまう節があるので、共に前へ一歩出せるように力をつけていきたいと思っています。今自分はこんな状況で、こんな人間なんだとよく理解できるようになったのが、2021年の大きな成長です。

 

この一年で唯一寂しかったのが、切り絵の展示会や舞台の後に皆さんと面会できなかったことです。直接お礼を言えないことがこんなにも悔しいんだと改めて知りました。その分、ステージ上からぶつけていられたらいいなと思います。

 

2021年もお世話になりました。関わった方、皆さんに感謝です。来年は世界にとって良い年となりますように。身体に気を付けて、新年を迎えましょう。

 

良いお年を。

 

 

福原稚菜