3ヶ月ルールを再考する

 

 

結婚相談所を利用する方々が最終的な目標とする「結婚」

 

 

その重要なステップとして、いくつかの相談所では「真剣交際から3ヶ月でプロポーズ

する」というルールのようなものがあります

 

 

これは、交際を無駄に長引かせることなく目的を持って進行するためには一定の効果を発揮するかもしれませんが、一律の期限が必ずしもすべてのカップルに適しているとは限らないといえます

 

 

様々に個々の状況もありますので、一概に守らなければならないわけでもありません

 

 

ちなみに真剣交際とは、交際相手をお一人に絞り、他の方とお見合いも交際もしないということです

 

 

 

 

 

たとえば、個人のキャリアや生活環境の違い

 


Aさんは外資系企業で忙しいキャリアを築いていました

 

 

一方で、パートナーのBさんも独自のビジネスを立ち上げ、まだ軌道に乗っていない

 

 

そんな忙しい状態だからこそパートナーをと、婚活を始める方も少なくはありません

 

 

二人が互いの仕事や生活に適応し、結婚生活をスタートさせるための準備を整えるにも、3ヶ月という期間では不十分のようでした

 

 

絶対この人だと思って真剣交際にしたものの、まだまだお互いを知るには、十分なコミュニケーションも足りていません

 

 

忙しい中、LINEも駆使してコミュニケーションをできるだけとるようにし、お互いを確認し合いながら焦ることなく、3ヶ月以上の時間を優にかけてプロポーズへの道を辿りました

 

 

 

 

 


また、異なる家族背景を持つカップルにとって、自分の家族と良好な関係を築くためには、時間が必要になることも少なくありません

 

 

たとえば、妹であるCさんの姉が最近深刻な失恋を経験し、落ち込んでいます

 

 

Cさんがこの時期に結婚を発表することは、家族にとって喜びよりも複雑な感情を引き起こす可能性があります

 

 

姉の心情を考慮し、彼女が立ち直るのを待つことは、家族にとって重要なことではないでしょうか

 

 

 

また、Dさんの場合、交際中に親御さまが重い病気になりました

 

 

このような状況では、Dさんの心理的、時間的、場合によっては経済的なリソースにも関わってきます

 

 

プロポーズや結婚準備を進めるには、家族の健康状態の様子をみる必要があります

 

 

これらの事情に配慮しながら、結婚相談所ではカウンセラーがその重要な役割を果たします

 

 

カウンセラーは、交際が長引く間にも定期的なカウンセリングを提供し、カップルが直面するかもしれない課題を共に乗り越える方法を模索します

 

 

婚約や結婚へ進むためのステップについて具体的なアドバイスや計画を提供し、カップルがそれぞれのペースで確実に前進できるよう支援します

 

 

結婚に向けて、精神的にも実生活の面でも準備が整うまで、継続的なサポートを提供していくことは結婚相談所の使命といっても過言ではないでしょう

 

 

二人が安心して交際を続け、最終的にはお互いにとって最適なタイミングでプロポーズに進むことができるようにしたいものです

 

 

 

 

 

結婚は人生の大きな決断です

 

 

結婚相談所を通じて出会う多くのカップルにとって、プロポーズは一大イベントになりますが、その前の段階すなわち二人が知り合い、互いの価値観や性格を理解する過程もまた、非常に重要です

 

 

ルールに縛られ過ぎず、お互いのペースを尊重することが大事です

 

 

カップルそれぞれの事情に寄り添い、二人にとって最良のタイミングでプロポーズが行えるよう、支援体制も柔軟に対応していきたいものです

 

 

結婚相談所では、マッチングから初めてのデート、そして真剣交際へと進むプロセスがありますが、この間に行われるコミュニケーションが将来の関係を左右します

 

 

カップルがお互いを深く知ることは、単なる好みや興味の一致を超え、お互いの価値観、人生観、将来の夢や目標についての理解を深めることです

 

 

知り合ってから真剣交際へと移行するこの時期は、ただ単に感情に任せるのではなく、合理的な判断も伴うべきです

 

 

「好き」という恋愛感情は、年々薄れていくものといわれています

 

 

恋愛感情が数年で減退するという意見は、かなり一般的です

 

 

「好き」という感情以外に、リスペクトできたり、愛おしいと思えるような確認をしておきたいものです

 

 

やがては、より深い絆、信頼、そしてお互いの深い理解へとシフトしていかなければいけません

 

 

十分なコミュニケーションを通じて、相手の本当の姿を見極めたいものです

 

 

この深い理解があるからこそ、真剣交際という次のステップに進む意志が固まるのです

 

 

だからこそ、お互いの理解を深め、しっかりとした土台の上に結婚生活を築くことが、何よりも大切なのです

 

 

結婚相談所における「3ヶ月ルール」は一つの目安であって、カップルそれぞれの状況によってはこの期限を超えても全く問題はないといえます

 

 

そして、個々の事情に寄り添った対応ができることこそが、結婚相談所の大きな強みでもあります

 

 

カップルが互いに納得し、準備が整った時に進むことが、何よりも幸せな結婚生活の始まりとなるでしょう

 

 

 

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

マリッジビジョン

新開陽太