先週、友人のお母さまが亡くなりました。
友人にしてみれば
ああすればよかった、こうすればよかったと
いろいろ後悔があるようですが
5年間の介護の末であることを思うと
亡くなられたお母さまにも
友人にも
よく頑張りましたね、と
声をかけてあげたい気持ちになります。
私の母が他界したのは
もう20年以上も前のことでした。
母は離婚していたので
老後の年金を増やさなければと
始終それを気にして
末期の癌でかなりつらい状況になっても
頑張って働いていましたが
結局、年金の支給開始を待たずして
亡くなりました。
そして、いつ頃からでしょうか。
私は自分が
母の人生をなぞるように生きていることに
気がつきました。
母が息子(私の弟)を産んだ年齢で
私も息子を産み
子供が大きくなってから
再就職をしたのも母と同じ年齢。
離婚したのも
それから10年後に大きな病気で
入院・手術をしたのも
1年ほどのズレはあるものの
ほぼ同じ歳でした。
ずっと昔、俳優の中井貴一さんが
父親の享年を越えるまでは
なんとなく自分の寿命もそこまでのような気がして
結婚に踏み切れなかったと
テレビで話していました。
同性の親を早くに亡くすと
多かれ少なかれ
こういう呪縛にとらわれる人は
少なくないように思います。
中井さんの場合は
39歳というお父さまの享年を無事に越え
呪縛から解き放たれました。
私が母の享年に達するのは
4年後です。
以前はそのことに
結構こだわっていましたが
最近は
そこに達する前に
母とは決定的に違う人生の大きな転換があれば
その時点で
呪縛が解けるのではないかと
思ったりしています。
たとえば小説を書いて芥川賞をとるとか
宝くじを当てて豪邸を買うとか。
歌手としてデビューするとかね。
なんて妄想をしながら
いまはとりあえず
今月末の締め切りに向けて
地味ぃに仕事をしています
はあ、終わる気がしない。。。
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急性大動脈解離、心不全の体験をnoteで発信中です
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