今や、猛烈にマイナーな存在となってしまった。
カラオケが巷に浸透して早や云十年。
思いっきり歌える環境はどこにでもある。
唯一、だが絶対的に違う点。
それは、カラオケルームに入りきらない程の大人数で、心と歌を揃えながら魂の叫びを表現できる事
時には無伴奏のアカペラで。
時にはピアノの伴奏で。
そして時にはオーケストラをバックに歌い上げる
絶対にやったことがある人しか分からない感動
(それは、どんなジャンルにでもあると思うが。)
どんな楽器よりも、一番美しい音と言われる「人の声」。
個人的には弦楽器がうねりむせび泣く音楽(ブラームスの交響曲とか)が大好きだけど、合唱の作り出す音色は明らかにそれぞれに歌う人達の人生・経験・感情がストレートに反映されている。
但し、年季の入ったものの方が良い音色を出す楽器と異なり、人の声は、人生経験と反比例して歳を重ねる毎に衰えていく。悲しいことだ。
千の風・・・を紅白とかで歌っている人のは、ちょっと違います。
(無理矢理に喉を開いて唄おうとしている姿が痛々しい)
嗚呼・・・唄いたい・・・・・