君が我が子を抱いた時、君に贈る詩 -23ページ目

君が我が子を抱いた時、君に贈る詩

もう大きく育った息子達ですが、まだまだ教えられることが多い日々の詩です。

風速10mほどの西風が

隣家の南天の木を

引きちぎらんと

ひっきりなしに吹いて


この街の何もかもを

人々が昨日に残してきた

取るに足らないささくれをも


思い出させないように

昨日に押しやった


息子の車のフロントガラスが

昨日の霙と風のせいで

余りに汚れていたので


風に吹かれながら丁寧に拭くと

明日までをも見通せるほど

綺麗になった


南天の赤い実は

引きちぎられまいと

いっそう固くなって耐えていた