子どもが
幼稚園や学校に
行きたくない。。

そんな風に言ったとき

みなさんは
どのように対応されていますか?



こはる(5歳)作。
水色が私。ピンクはこはる。白はパパ。




新年度

いろいろ
新たな変化が起きやすい時期

そんな変化に
馴染めなかったり
けだるかったり
億劫になったり

なんだか
心地よくないなぁと
感じること

世間や世の中の
新しい流れに
なんだかついていけないなぁ
イヤだなぁ
と感じること

大人でもありますよね?


そんな時
みなさんは
どうされていますか?


大人であれば
私自身であれば


ゆっくりいこか~と
自分をなぐさめたり

そんな時もあるさ~と
開き直れたり

たまには
おさぼりして
ゆるゆるすごそう~と


自分のペースや
自分の気持ちを
ききながら
様子をみながら~と
するところですが


こと
子どものこととなると
どうしたらいいもんかと
悩まされてしまいますウシシ


よろしければ
みなさんのお知恵を教えてもらえたら
嬉しいです爆笑ラブラブ





こはる作。
左が私。右がこはる。



まさに今
娘こはる(5歳)は
そんな
悶々とした
なんだか心地よくない時期を
すごしています。


2月末に
滋賀県大津市から
大阪府茨木市に
引っ越しました。


3月から
今通っている
新しい幼稚園に途中入園し
嫌がらずに
「楽しい」と
通っていました。


もちろん
引っ越したばかりの2月末は

前の幼稚園のことを思い出したり
前のおうちや暮らしを思い出したり
お友達とのことを思い出したり
涙ぐんだり

夜に一度大泣きをして
すっきり発散しきったようで
3月から
ふっきれたように
楽しんで新しい幼稚園に
通っていました。


4月
幼稚園で一番大きな年長クラスになり
クラス替えもあり
お部屋も変わり
担任の先生も変わり
園長先生も変わり

4月の新年度から
引き続いて勤務される先生は
たった二人
(しかも二人とも1階の年少クラスの先生で
2階の年長クラスはまるまる新任の先生ばかり。)


という
幼稚園にも
ガラッと大きな変化が起きました。


それでも
こはるは
そんなことにも動じていない様子で

ちょうど
4月1日に5歳になったこともあり
大きい組のお姉ちゃんになった!

という
大きな気持ちで
嫌がることもなく
楽しんで通っていました。





こはる作。
左がパパ。右が私。



ところが
4月の終わりの週辺りから

ぽつりと

「前の幼稚園がよかったなぁ~。。」

「前のおうちがよかったなぁ~。。」


とつぶやくことがあり


そうなんや~
そらそうやんね~
お母さんも
前のおうちや幼稚園が好きやったなぁ

こはるの
寂しさや
やるせなさに
共感しながら
寄り添うようにしていました。


夜寝る前になると
眠さと疲れと
寂しさがこみ上げてくるようで


ベットで
ワー!と泣くことも何度かあり…

泣きたいだけ泣いたらいいよ~と
こはるが泣き止むまで
見守っていました。


ワー!と泣いて
すっきりして寝れる日と


散々泣いた後からも
やっぱり
寂しさがこみ上げてきて
「涙が勝手に出てくる~」と
「涙が止まらない~」と
言いながら
さらに泣いてしまうことも
ありました。。


長い時で
一時間以上
泣き続けていることも。。



5月に入ってからも
ときどき
夜になると
ベットに入ると


寂しい気持ちがこみ上げてきて
どうしても涙が出てしまうことが
何度かあり


そんなこはるの様子を見ていて
私の中でも
いろんな動きがありました。



こはる作
ヘアーアレンジ&アクセサリー
おしゃれ撮影(笑)



こはると同じように
寂しくて涙が出てしまう
共感しすぎてしまう自分と


こはるがこんなに寂しさを感じているのは
私のせいかもしれないと
引っ越しのきっかけを
生み出した
自分自身を責めてしまう自分と


なんとか良い方向に
気持ちを向けられるように
視点を変えられるように
新しい環境での良い面を
伝えたいなぁとしている自分と


俯瞰しながら
遠くから眺めて
今はこういう時期なんやなぁと
受けとめて
動じずに見守れている自分と


いろんな私が
私の中にいる


そんな状態を感じていました。


そのときそのときで
いろんな私が
役割分担して
こはるに対応していて


今のこはるは

私を責める
罪悪感を抱いた私で対応したり

今の幼稚園や暮らしの
良い面を伝えようとする
視点を変えようとする
私で対応されると


「今はそんな話は聞きたくないの!
こはるちゃんは寂しいのが止まらないの!」


と受付てくれず(笑)


今のこはるは


こはるの寂しい気持ちを
わかってほしい。
そして
寂しくて
自分でもどうしようもないから
楽しい気持ちになれるようにしてほしい。


そんな気持ちがあるようです。



こはるの気持ちに寄り添いながら~と
しているようで


あまりに何度も涙ぐまれてしまうと
どこかで
こんなに寂しそうに泣いている姿を
ただただ見守ることに
耐えられず


『なんとかしてあげたい』

という
余計なお世話をしていた
自分がいました。



こんな
寂しい感情に
振り回されながらも


自分がどうしてほしいのかを
全身で表せるこはるがすごいなぁと
感心しながらも


こはるに
それはお母さんの気持ちでしょ!
今は私の気持ちを考えてよ!

ビシバシと鍛えられました(笑)


「大好きなこはるちゃんが
こんなに泣いている姿を見て
お母さんも
すごく寂しい気持ちになっちゃったんだよ~。
だから
どうしてあげたらいいんやろうって
お母さんもわからないんよ~。」


と素直に
こはるに伝えました。


「こはるちゃんが泣いてるから
お母さんも涙が出てきたの?」

「うん…」



「どうして?」

「こはるちゃんが大好きだから。

こはるちゃんが泣いていると
お母さんも涙がでるんやわぁ。

お母さんは
こはるちゃんに何ができるんやろう?て
思うねん。」



「こはるちゃんの寂しいは消えないねん。
ずっと寂しいまま。
寂しいから
寂しいミュージックしか歌えないねん今。」


と言って
寂しそう~なハミングを始めるこはる。


よくまぁ
こんな寂しそうなハミングできるなぁと
笑いがこみ上げてきたけれどウシシ

ここは見守りが必要と
こらえました(笑)




「だから
こはるちゃんのミュージックが
楽しいミュージックになるようにして。」


と言われ

ああ
こはるは
寂しい気持ちが消えなくて
苦しんでるんやと思って

その苦しさや寂しさを
取り除いてあげたいと
私は思ってしまっていたけれど


こはるの中では
この寂しさや苦しさは
大切な感情で
取り除きたいわけではないんやなぁ。
寂しい苦しいも
こはるの中の大切な思い出を
思い出すための
すごく大切な感情で

こはるは
寂しさも苦しさも大切に持っていたいし
これからも
ときどき思い出しては
味わいたい気持ちなんやなぁ
ということが
スッと入ってきました。


でも
このままじゃ
寂しいままだから
今は寂しくて元に戻れないから


こはるはこはるのままで
寂しさは持ったままでいるから

お母さんは
こはるから
寂しさを取ろうとせずに

お母さんは
ただ
そのまんまのこはるに
楽しい世界を見せて
楽しい世界に連れて行って


そういうことなんかも~。




こはる作。
段ボール車&ハートハンドル。



そして
こはると私の大好きな歌がうかんできたので


音譜たのしいメロディー
わすれたときは~
よんでみようよ~あおぞらに~

ホ!ホ!ホ!ホ!
ユレユレユレユレ~音譜


ホ!ホ!ホ! ~ YouTube ~



と私が歌い出すと

こはるのハミングも
だんだん
同じになり


「楽しいミュージックになってきた~音譜



やっといつものこはるに戻ってきました。


こはるに
共感しききれていなかったことを
謝りました。


「こはるちゃんは
まだ寂しいが消えないの。
ずっと消えない。」


うん
そうやなぁ。
ほんまにそう。


そして
ずっと消えなくていいね。


寂しいって気持ちは
大好きなお友達がいるってこと。
大切な思い出があるってこと。


だから 
ときどき思い出したくなるんだよね。

そんなときは
どっぷりと味わいたくなるんだよね。


夜ベットの中で
ぐすんぐすん泣きたくなるんだよね。



楽しいミュージックに変わったら
こはるの気分も変わったようで

ふと
同じように泣いているお友達を
思い出したようで


「 …Yちゃんも前の幼稚園がいいって
泣いてた。。」



こはるがつぶやきました。


こはるの幼稚園クラスには

4月から
転園してきたお友達。
5月から
転園してきたお友達。
3月から
転園してきたこはる。
三人の新人さんがいます。


「 YちゃんもHくんも
こはるちゃんと同じ気持ちなんかもしれへんね~。
こはるちゃんみたいに
夜ベットで
前の幼稚園を思い出して
泣いてるかもしれへんねぇ。。」


「うん…。」



こはるは
いっぱい泣ききって
気持ちをしっかり出し切って

私は
なんだか
今夜は
こはるの気持ちに
しっかりと寄り添えきれた気がして

ぐっすり眠れました。







『 新しい風2 〜 気づきの後もお試しは続く(笑) 〜 』



つづく〜音譜