友人の1人に
子供が産まれたという事で
お祝いに
彼女の家に行く事になった。
私が風俗の仕事をしている事を
知らない
普通の世界の友人達と。
天使の眼差し。
未来を信じる小さな手。
友人達は
その手に触れたり
「抱かせてー」と
抱っこしたり・・・。
母親になった彼女は
私にも
「抱っこしてみる?」
と言ってくれた。
私「や、やめとく」
彼女「首は座ってるから大丈夫よ?」
私「・・・うん。でも、やめとくよ。」
彼女「そっか」
その手に触れる事さえ出来なかった。
許されない気がしたのだ。
こんな汚れた私が
そんな清らかな存在に。
私には子供はいない。
今思えば
「お前は母親になるべきではない」
と
神様は私に「子」を
与えなかったのかもしれない。
仕事の事を差し引いても・・・。
「母親」に 適していない。
そう思う。