ダブルヘッダー~ 人妻風俗嬢 10分1000円のプライド [40代の光と闇 ダブルワークで借金返済 そして生き抜き未来を掴む女の物語] -2ページ目

ダブルヘッダー~ 人妻風俗嬢 10分1000円のプライド [40代の光と闇 ダブルワークで借金返済 そして生き抜き未来を掴む女の物語]

閉塞感。
未来の見えない不安。
孤独。
僻み。



アンダーグラウンドと
日の当たる場所の間で生き抜く
オンナの物語。



フィクションか?ノンフィクションか?

ご想像におまかせします。

この仕事を始めて

3年目のクリスマスを

迎えようとしていた。




どこの店もこぞって

イベントを打ち

この時期は

ボーナスが入るということもあるので

ご新規様獲得にも

熱が入る。





この頃の私は

正直

お店に出ても

御新規さんや、パネル指名が

つくことはなくなっていた。





人気嬢でもなく

新人でもない

「レア出勤のOL」という売り出し方にも

限界が来ていた。





数人の

決まったお馴染み様は

いつもより

長く時間を取って下さり

クリスマスケーキや

プレゼントをくれた。




こちらも

勿論

心ばかりではあるが、

プレゼントを用意する。






風俗嬢とお客様との関係ではあるが

そこには、信頼関係も

確かにあった。





ルールを守った上で。





私は誰にでも

ウケるタイプではなかったと思う。

嫌なお客様には

申し訳ないが

NGをすぐ出してきた。




出来ない事は出来ないと

断ってきた。






あとは

どのようなお客様にも

敬語を忘れず

基本的な接客マナーは

欠かさなかった。




その結果

残ってくださったのが

数人のお馴染み様だった。





この頃は

その様な働き方でも

経済的に

何とかなっていた。






この頃はまだ。