「あ!!」


と何かを思い出したような大きな声とともに


一点を見つめる母。


「どうしたの?」


私の声すら届いていない表情をしている。


いったい何を思い出したのだろう?



家族か?


仕事か?


病気か?



何かを思い出して


大きな声が出たはずなのに


記憶はどんどん消えていく。



「大丈夫だよ!

私が覚えているから」



そんな言葉も


もう、間に合わない。




いつも通りの母になる。





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