父の初めての物忘れ外来の日でした。
先生も看護師さんも「物忘れ」や「認知症」という言葉を使わず、
父を傷つけないよう
配慮してくださっているのがよくわかりました。
先生による問診が始まりました。
「これまで大きな病気は?」
「昔、脳梗塞をやりました」
「最近見たテレビを教えてください」
「野球…巨人と、、、えっとー」
「ソフトバンク!」
「そうそう!」
「朝ごはん何を食べました?」
「パン」
順調に受け答えをする父に安心するのも束の間。
「私達が今このようにマスクをしている理由はわかりますか?」
との先生から問いに
「政府が決めたから!!」
と自信満々に答えた父。
先生と私の頭の中が???一色に。
「少し、検査をさせてくださいね」
と、CTとMMSE検査にまわされました。
朝から透析をしていた父は、
昼食も食べずにそのまま認知症検査に入ったため
お腹がすいた!と
どんどん機嫌が悪くなります。
「父が怒り始めてるんです。順番はまだでしょうか?」
と看護師さんに相談しながら
先生による検査結果の時間がやってきました。
「CTでは大きな萎縮は見られません。ただ、ちょっと気になることが。明日、MRIを撮りにきてほしいです」
「明日?!」(母ちゃん、どうしよう)
「それからMMSEの結果ですが…」
「なななな、何点ですか??」
「23点」
「23点?!」
確かMMSEの場合、23点以下が認知症の範囲。
以下はその数字を含む?!
含まない?!
含むかも。
23点も認知症?!
「えええええ」
「原因を探りたいです。採血、MRI、胸のレントゲン。全部検査させてください」
「よろしくお願いします」
先生は、アルツハイマー型の他に、脳梗塞やら、透析の影響も視野に入れてくださってるのがわかりました。
母は急遽デイサービスにお願いして、
また明日も父の検査に付き添います。
認認ダブル介護の幕開けです…
きつーーーい
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