一緒に

脳波の検査、終わりました。

50分かかると言われていたので

椅子に座って終わるのを待っていたら

途中で「ご家族の方〜」と呼び出され

検査室に入ると

ベッドに横たわる母が

機械のコードで遊んでいました。



「コードを触っちゃって検査できないので、手を握っててもらえませんか？」



初めて脳波の検査現場を見たのですが

頭にたくさんのコードを付けて検査するのです。

母の頭はこんな感じになっていました⬇︎


この状態ならば、もちろん母はコードを触って外してしまいます。

母の手を握り、声をかけながらじっとしてもらいました。

強烈なカメラフラッシュのような光を何度もピカピカと当てる検査もありました。

眩しくて目を瞑っていないと耐えられません。


「母ちゃんや、36歳でこんなに色々と経験させてもらってありがとうな。脳波ってこうして検査するんやね。いつか、手を繋いで一緒に検査したことも、笑える思い出に変わるんやろね。今はフラッシュが眩しすぎて辛いけどニヤリ」


そう思いながら、目を瞑っていました。

そして、なんとか無事に検査は終了しました。

結果を聞けるのはまだまだ先です。




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