びしょびしょの旅

今回の旅は

「韓国痴呆協会」と「認知症の人と家族の会」の日韓交流会です。

韓国は今、日本より猛スピードで超高齢社会に向かっています。

そして認知症患者も増えることが予想されてます。

認知症になっても幸せに生きていくためには？

お互いの国から学び合おうというものです。




韓国の現状、

日本と韓国の違い、

たくさんのことを学ばせていただきました。


でも…2日目も3日目も雨でした。

台風25号が韓国まで北上してくるなんて想定外でした。

友人からは「台風に好かれとるな」とLINEがきました。




せっかくの昌徳宮の見学も雨。




びしょびしょになりました。




レインコートを着ていても台風には勝てません。

母の体も冷えていたため

私達は見学を途中で中止、

休憩所で暖をとることにしました。




雨の中、車椅子での団体行動は難しいです。

「靴も靴下もびしょびしょに濡れました。残念だけれど私達はホテルに戻ります」と伝えたら

韓国痴呆協会の心優しいユンさんが

韓国での思い出を増やしてくれようと

人気のショッピングモールへ車で連れて行ってくれることになりました。




ここで母の靴を買うことにしました！

UNIQLOやH&Mなど、日本にあるお店もたくさん入っていました。

ショッピング好きの私、テンションが上がります！！

時間があれば私も化粧品とか服を買いたいなぁ( ◠‿◠ )

韓国のショッピングモールは初めて！！

ユンさんありがとう( ◠‿◠ )




と、ここで私はあることに気づきました。


●朝から母のオムツを替えていないのでは？


慌ててトイレに駆け込んだら、時遅し。

母のズボンまでびしょ濡れになっていました。

「ユンさん！至急買いたいものがあります。靴と靴下、ズボンと下着です」

「そらから…申し上げにくいのですが、許していただきたいことがあります」


「車の座席も濡れてます！」


掃除してください。おしっこです。許してください。私のことは嫌いになっても、母のことは嫌わないでください。ゴメンナサイ。私が悪いのです。


片言韓国語で必死に謝りましたが…

ユンさんは嫌な顔ひとつせず

「OK!OK!」と言ってくださいました。




他のショッピングなどする時間もなく

母の必需品を買い揃えただけの

韓国で人気のショッピングモールツアーでした。

こうしてドタバタ韓国旅行3日目も幕を閉じます。




ユンさん、看護師の原先生、

そしてこの素敵な機会をくださった

韓国痴呆協会と認知症の人と家族の会の皆様

ありがとうございました。



この旅は私にとって最高で

一生忘れることのできない思い出となりました。

大変でしたが…

母と行けて良かったです。

帰国後も母は今まで以上に元気で

明るい笑顔を見せています。




あとは…抜糸が待っています。

主治医の先生に連絡しなきゃ！！




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