今日は母の歯医者さん。
この車椅子マークを剥がしたい
「それからね…私達は資格がないから介助が手伝えないんです。酔っている人も乗せてあげられない。資格がないと他人の肌に触れてはいけないので」
デイサービスから帰ってきてトイレに座り込んだ母。
予約時間がどんどん迫り、電車ではなくタクシーを使うことに。
いつもの介護タクシーには忙しいと断られ
普通のタクシーを呼ぶことに。
そして来てくれたタクシーは
次世代型タクシーなる大きなタクシー!!
車椅子マークも付いている!
「これはラッキー」と思ったのも束の間。
通常と変わらず車椅子を折り畳んで、母を後部座席に乗せるんです。
しかも通常のタクシーより後部座席が高いから
お尻から座れない。
私が反対側から回り込んで
上半身から引っ張り入れる大変さ。
運転手さんが苦労している私達を見て言いました。
「こんどからタクシーを呼ばれるときは通常のタクシーを指名した方がいいですよ」
「え?でもこのタクシーは車椅子マーク付いてますよね?!」
「スロープを出して車椅子のまま乗ることができるのですが、その準備に20分かかるんです。
広い場所でないとできないし」
結局、車椅子の母が乗るのに苦労し、他のタクシーにした方がいいなんて…
この車椅子マークを剥がしたい
「それからね…私達は資格がないから介助が手伝えないんです。酔っている人も乗せてあげられない。資格がないと他人の肌に触れてはいけないので」
「え、何の資格が必要なんですか?」
「詳しくはわからないんですが、うちの会社には資格をもっている者が2人います」
「(たった)2人??」
何の資格だ?
気になる気になる、もうタクシー会社に聞いてやる!とムキになって電話したわけです。
すると…
「ヘルパー資格です」
との回答が…
「ホームヘルパー??」
「ホーム…いや、そこまではちょっと…」
何なんですか?この微妙な回答は!
多分、私も取得している旧ホームヘルパー2級でしょう。
訪問介護には必須の資格ですが
その資格の有無で他人の体に触れていい、触れてはいけないを決めているようです。
母の場合、頼りないけど私がいるので転倒した時以外は手伝ってもらう必要もないですが、
車椅子の人が単独で移動するときに普通のタクシーには乗れない世の中なんだと知りました。
またまた社会勉強をしました。
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