車がパンクしたとき

介護ブログを書かれている

スリブリさん、ご存知でしょうか？

↓こちらのブログなのですが。

若年性アルツハイマー介護日記

そのスリブリさんと家族会の仲間であります。

昨日の家族会でもスリブリさんにお会いしました。

奥様が認知症で、スリブリさんは優しい旦那さん。

私の母も会うたびに喜んでいます。

昨日のブログでは

【家族会の最寄り駅まで電車を乗り継いで行くと片道2時間半もかかってしまうほど車椅子での移動は大変だ】

とお伝えしましたが、

そんな私達のために優しいスリブリさんが

「帰りは僕が車で送っていくよ」

と、自宅まで送ってくださることになったのです。

しかし、その途中でハプニングが起こります。

高速道路を走行中にタイヤがパンクしたのです。

緊急停車後、

スリブリさんも私も実際には使ったことがない発煙筒を置きました。

そして、JAFを呼び

レッカー車が来るまで待機です。

車内は危険なので車外に出るように言われましたが

足の不自由な母を車外に出すのも危険で、

車内待機を余儀なくされます。

「車が後方から突っ込んできませんように…」

高速道路での事故のニュースが頭によぎります。

そこへ交通管理隊の方がたまたま通りがかり、

長時間用の発煙筒を置いてくださいました。

日が暮れ、レッカー車が到着。

本来ならば全員レッカー車に乗り移り

タイヤの修理工場まで運んでくださるようですが

母がトラックには乗り移れないとのことで

私と母だけスリブリさんの車に乗ったまま

レッカーされることになりました。

レッカー車の上はなかなか経験できないものと思われます。

「母ちゃん、私達なかなか珍しい経験してるで」

「あはは、そうか」

これからタイヤ交換費用などが待ち構えているスリブリさんがいるのに

能天気な親子の会話です。

「行きは電車で2時間半、帰りは車で3時間やな」

「あはは」

事の理解はできていない母ですが、

何か楽しそうにしています。

スリブリさんは「本当にごめんなさい、素早く送り届けるはずが…」ととても申し訳なさそうにしていましたが

タイヤ交換中に3人で夕食もできて

母も楽しそうで、

色々勉強にもなって、

自宅まで送り届けていただいて

感謝をしております。

よろしければ落ち込んでいるスリブリさんに

エールを送ってあげてください。

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