母の健康診断がありました。

去年の健康診断では、悪玉コレステロール値が高いと言われてしまい、

それから1年、食事担当の私は食材やメニューに気をつけてまいりました。

数値が良くなっているといいのだけど、さぁどうでしょう…

せめて体だけは健康であってほしいという願いをこめて、

過酷な…

過酷な…

健康診断に挑みました!!

~検尿編~

検尿はかなり大変でした!

狭いトイレでズボンを脱がせて、

私がキャッチしなきゃいけないのです。

もちろん母は指示に従ってくれず、

ズボンは脱がない、紙コップは潰す。

そのうち不穏になり、検尿どころではなくなりました。

時間を空けて気分を落ち着かせ、

再度チャレンジで、成功。
クタクタになりました_| ̄|○



~採血編~

看護師「チクッとしますからね」

と言っているのに、

注射の針が母の腕に「チクッ」と刺さった瞬間、

母は大声で「痛い!」と叫び、

逃げようと体を動かしてしまいました。

母の血管が青く膨れて、血がでている中、

看護師2人と私の3人体制で体をおさえつけ、

母が泣いても叫んでも採血再チャレンジで

なんとか採れました。



~長谷川式~


ドクター「今日は何月何日ですか?」

「知らんわ」

ドクター「今から言う3つの単語を覚えてくださいね」

「無理やな、帰るわ」

φ(.. ) 今回も測定不能。

長谷川式、そろそろ違う問題に変えてくれないかな。

例えば「一番好きな演歌歌手は?」とかね。



過酷な健康診断を終え、

クタクタになった私は気づきました。

認知症が重くなっていくほど、

年に1度の健康診断も難しくなるのでは?

来年はもっと検尿が大変になるだろうし、

私の力ではどうにもできないかもしれない。

採血だって暴れ回る可能性があるし、

レントゲン撮影だってもうできないでしょう…


せめて体だけは健康でいてもらいたいのに。


せめて体だけは。