今夜のご飯はごはんきらきら!!


豚の生姜焼き

小松菜のおひたし

味噌汁

白米


でした。



歯が悪い母にとっては、たとえ小さく切った生姜焼きでも

硬くて噛みきれないようで、

「なにこれ?!かたいわ!食べられへんわ」

と嘆いておりました。


小松菜のおひたしはシャキシャキ感を出すため

茹で時間を1分にしたのですが、

「なにこれ?!かたいわ、噛みきられへん、美味しくない」

と言っておりました。


白米は少し水が少なかったのか硬めに炊けてしまい

「なにこれ?!ご飯はこんなに硬くしたらあかんわ、美味しくない」

と言っておりました。



「よく噛んで!もし呑み込めなかったら出して」

と、私は食事を促しました。



しかし、食べながら母の文句は続きます。

ずっとずっと文句です。


「かたい!」 「かたい!」 「かたい!」と・・・



仕事から帰ってきて疲れている中、

一生懸命作ったご飯なのに・・・

腹が立った私。

「うるせー!食べるな!」って言ってやりたかった。



でも、ぐっとこらえて

ぐっとこらえて・・・



「ごめんなさい」



と言ってみた。



その瞬間、びっくりした母の表情が見とれた。

そして、文句がピタリと止まった。

気が付けば、全部きれいに食べ終えていた。



「ごめんなさい」には人を黙らせる大きな効果があるんだね。