Civitas Sine Suffragio:投票権なしのローマ市民権
ius Latii:ラティウムの権利
のちには「ラテン市民権」の方が有名になるかな?
「ローマ市民権」と「外国人」。その「中間に当たる権利」
元々は「ラテン同盟」加入諸国に与えられていた、この「権利」をローマは「ラティウム地方」だけに限定しないで与えていきます。
ネオポリス(現ナポリ)の北にある「カプア」。
紀元前338年の「カプア」との同盟に際して。「参政権なしでのローマ人と同等の権利」を与えられています。独自の軍隊編成・貨幣の鋳造・自治権。
その前にもあるかも?ですが。「旧ラテン同盟」以外では初かなぁ。と思われるのが、この「カプア」との同盟の際だと思います。
こうした「ラテン市民権」を与えられた国・部族が「ムニチピア」であり。
「ローマ市政への参政権」がないだけで。「ローマ市民との結婚」「私有財産権の保証」。かつ「国内の自治」は完全に認められていたのです。
故に。ムニチピア:「地方自治体」もしくは「自由市」と訳されます。
次回ぃ☆ヽ(▽⌒*)
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