Imperium Romanum:ローマ連合(6)「領域国家」ローマ | youkiさんのブログ

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「都市国家」:ギリシアの「ポリス」がやはり有名かとも思われますが。「都市国家」は「都市」+「周辺農地」(更なる+α)によって「完結した国家」であること。これが重要!

例えば。ギリシアの「都市国家」群は。ペルシア戦争に際して以外。一致団結して「何か」をなし得たか!となると。「無い」んです。あくまで「アテネ」は「アテネ」であり続け。「スパルタ」は「スパルタ」であり続ける。
この傾向はイタリア半島でも。全く同じ。南イタリアにはギリシアの「植民都市」が数多く存在し。繁栄していたにも関わらず。
そこから「勢力圏」を広げてイタリアを統一しようとはならない。「ネアポリス」は「ネアポリス」であり続け。「タレントゥム」も「タレントゥム」であり続ける。

北部のエトルリア人の「都市国家」も同じであり。また。ラテン人の「都市国家」も同じです。同盟はしても「一つの国にまとまろう」とはならなかったのです。

しかし。「ローマ」だけが違った。

まず「ローマ植民市」の建設。前にも言いましたが。ローマの「植民市」は「砦」でもありました。

戦略上重要な地域に「ローマ市民団」が入植する。この「ニュータウン」は「都市国家ローマ」の分身なのです。

そして「街道」の整備。

「点」と「線」。「植民市」と「街道」による「都市外」への拡大。

それは。次に「面」となります。

紀元前338年:「旧ラテン同盟」参加諸国・諸部族へ完全なる「ローマ市民権」を与え。併合してしまいます。

つまりは「ラティウム地方」を「領域」とする。「面」を支配する「領域国家」となったのです。

次回ぃ☆ヽ(▽⌒*)

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