「ローマ連合」と「ラテン同盟」の違いとは?
両者が「軍事同盟」であることは変わりありません。また、「ローマ」は。戦勝しても。敗戦国の住民を奴隷としたなどは、まずない。
「敗者を自己勢力に取り込む」。この方針はローマの歴史が続く限り守られます。
変わったのは。
例え。「旧ラテン同盟」に参加していた勢力同士であっても。ローマ以外と「同盟」すること。なんです!
A国にローマが勝ち「同盟」する。B国にローマが勝ち「同盟」する。
ただし。A国とB国の間での「同盟」は「してはいけない!」禁止事項です。
実際。紀元前340年。ラテン諸都市が「反ローマ」で同盟したり。ローマ中部に勢力を持っていた「サムニテス族」との抗争中。「反ローマ」の同盟がイタリア半島各地の民族間(サムニテス・ルカニ・サビニ・ウンブリ・エトルスキ・ガリア)に組まれたりと。
敵対勢力同士の「同盟」に。何度も曝された「ローマ」だからこそ考えられたシステムだったと思われます。
A国とB国の間で何か問題が起こったとしても。その解決はローマの仲介によって行われる。当事者同士は直接交渉を行ってはいけない!
更には「植民地」。A国とB国の間に「ローマ市民」が植民し。両者間が勝手に交渉したり、しにくくする効果もあった訳です。
Divide et impera:分割して統治せよ!
第一段階ぃ!
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