こんにちは。

 

 

先週のジェットコースタードル円は多くの投資家を翻弄した相場となりました。

 

 

これ動きだけ見るとそうでも無い感じにも見えますが、1週間の間に155円から160円まで円安に進み、その後3回の介入らしき動きにより151円台まで落ち、そしてまた反発、、、というなんとも言えない乱高下が行われていました。

 

Y軸のメモリがこんな離れることはあまりありません。

 

メモリが離れすぎて乱高下前は殆ど動きが無かったように見えていますが、1円以上の値動きがあります。

 

普通、1円動いたら大したもんなんですがね、、、

 

先週は激しすぎた。

 

 

これにより中長期のトレンドは円高になっているので少し落ち着くでしょう。

 

またアメリカの雇用統計の発表が金曜日にあり、予想よりも数値が悪かったため円高を加速させる為の養分となっています。

 

 

それでは今度円安、円高はどうなっていくのか?

 

円高と言っても150円は超えています。これは円高ではなく、円安です。160円まで行った時は流石に母国の通貨がここまで弱くなるものかと悲しくなりましたが、150ならギリ耐えている感覚すら覚えるようになっていますが、それでも弱いです。

 

対米ドルでの通貨価値下落ではザンビア・クワチャより落ちている位です。(マイナーペアを比べてもしょうがないですが)

 

アメリカが政策金利を下げだしたら円高になります。これは介入の様な一時的なものではなく長期的な目で見たトレンドに影響が及ぶことが予測されています。

 

その時期は年内と言われていますが、当初の予定では今年3月からと報道されていました。現在はそれが今夏頃とずれ込んでいます。

 

 

必ず円高に転換する時期は訪れますが、120、130円位までは落ちると言われています。2011年のように100円を切ることは期待されていません。

 

 

円安になると輸入している物の値段が高くなる一方、メリットもあります。

 

対外国のビジネスではより多くの円を稼ぐことが出来るようになり、トヨタやソニーなど大手企業は利益を大きく伸ばしています。大手企業の利益率が上昇すればその分給料として還元され、賃上げが実施されます。

 

また海外からの旅行客増加も期待でき、実際に日本への外国人旅行客はコロナ前の水準を超えました。米ドルを持って旅行に来て、円に両替するともらえる円が増えるので旅行客はより日本国内で多くの金額を落としてくれるようになります。

 

ホテルの価格が軒並み上がっているのはこの影響です。(ダイナミックプライシングは需要と供給のバランスもありますが)

 

 

円安には物価が上がるというデメリットもありますが、その一方で報じられないメリットもあります。

 

来年に向けて円高になっていくと予測されているので我々も備える必要がありますね。