こんにちわ。
ブログをみていただきありがとうございます
今日はタイトルの通り、お嬢のケトン性低血糖症(自家中毒)について
知って頂きたいなと思って、ブログを書きます。
このことを”今”書こうと思ったのは、ニュースになっていたこれ↓
「お菓子食べていいですか」絶食の9歳娘、敬語で許可仰ぐ 逮捕の母へ絶対服従か (産経新聞) - Yahoo!ニュース
見られましたか?
子供を低血糖症にさせ、40回以上入退院を繰り返させたニュースです。
普段はニュースは流し聞くので、気には止めても口出ししたり、
ニュースのことで人と首をつっこんで話をすることもありません。
ただ、今回は、この件で「低血糖がいかに恐ろしいものか」を知ってほしいので
書くことにしました。(というか、普通にこの親に腹も立ったし、Yahoo!の記事にコメントもしたくらい)
・ケトン性低血糖症
・アセトン血性嘔吐症
・周期性嘔吐症
・自家中毒
といった呼び方があります。
名前の通り、周期的に、突然きます。
うちのお嬢は、2歳くらいの頃から急に嘔吐をするようになりました。
最初は「胃腸炎」と思っていたし、小児科(開業医)に見てもらっても「お腹の風邪だね」
と言われるので、下剤を処方してもらうのみでした。
最初はそうかと思っていたけど、下痢は一切しません。
2歳から4歳くらいまでは2ヶ月に1度吐いていた記憶があるので、その度に大きい病院に点滴に行っていました。
最初に入院したのは、たぶん2歳か3歳のとき。
診断名は
「ケトン性低血糖症」でした。(アセトン血性嘔吐症と診断されたときもあります)
悪化してしまうと、血糖がかなり下がり、脱水がひどくケトン体が出ているので、脱水がなくなりケトン体が出なくなるまで、24時間点滴が必要になるので、入院が必要となります。
(血糖は採血、ケトン体は尿検査で調べます)
怖いのは、開業医の小児科だと、採血や尿検査はなかなかしてもらえず、聴診器をして胸の音を聞くのと、問診で判断されてしまうので、脱水や低血糖が進行し処置が遅れること。
なので、お嬢は喘息のかかりつけもあるので、何かあったときは大きい病院(総合病院)に行くようにしています。
症状としては、昨日までめちゃくちゃ元気だったのに、朝起きたら急にぐったりして、寝転ぶようになる。それからまもなく嘔吐が始まる。と言った感じです。
それから、丸一日、吐き続けます。
もちろん、その間食べることも飲むことも出来ないので、吐いても出るものはありません。
はじめは消化されなかったものを吐く感じですが、2回目以降の嘔吐は、白い泡のような(唾液のような)ものを吐いたり、胃液を吐いたりします。最後の方には茶色い痰のようなものを吐きます。
30分おきに、丸一日えづいて、本人は寝ることもままならず、吐いたあともずっとぐったりしています。(もちろん私もつきっきりです)
吐いているときは、飲ませたり食べたりさせてはだめ、は基本なので、吐き気が治まったようでも、2時間はあけて、ポカリをスプーン1杯から始めます。
それでも嘔吐してしまったら、またお預け状態になります。
本人は脱水が進行しているので、
「喉乾いた、、冷たいお茶が飲みたい」
と力なく言ってきます。
ほんとうにかわいそうでなりません。
「飲ませてあげたいけど、ゲーが出るからもうちょっと待とうね」
と言うしかないんです。
そうなる前には点滴に駆け込まなくちゃいけない。
けど土日を挟むと見てくれるところがない。
これが結構キツイんです。
目の前で子供が苦しんでるのに見て貰えないなんて、と何度も腹を立てました。
子供のことになると必死なんですよね。
点滴で水分を入れてあげると、すぐによくなります。
水分もですが、血糖がかなりさがっているので糖分もすぐに入れてもらいます。
6月に病院にかけつきたときは血糖が40。
70を下回ると相当しんどく、さらに下がると意識が朦朧とし、死に至ってもおかしくない状況だそうです。
吐き始めてもすぐに病院にいく必要はない、と言われがちですが、
そんなことないです。
子供は大人と違います。ちょっとしたことですぐに悪化します。
入院してからは24時間点滴、だいたい3〜4日で数値も正常になって、ご飯も普通に食べられるようになったら退院になります。
小児なので、もちろん私もつきっきり。
共働きなので、夫とバトンタッチしたりして、お嬢と寝泊まりします。
なので、普段から低血糖にならないように気をつけていることは、
①ご飯の量をどれくらい食べたかちゃんと見ておくこと。
②前回のご飯から時間があきすぎていないか確認すること
③食べる量が少なかったり、食欲がなさそうだったら飴を舐めさせること(ほんとはラムネがいいんだけど、お嬢はラムネが嫌い)
④おしっこは何回いったかを確認すること
上記のことを常に気をつけています。
けどストレスや疲れが溜まっても発症するし、熱が出たらそこからこじれて発症もするし、ほんと、全方位から攻撃してくるので、完全にお嬢を守ることは難しいんです。
だから、流行っている風邪や病気が本当に怖い。
ちょっと、どこかを触った手で口元を触れようとしたら「汚い!!!!」と叫んでしまいます。
もう、ノイローゼ状態のような。笑
いやでもほんと、子供が一日中えずいてるのを見ると、ノイローゼにもなりますよ。笑
そんなお嬢が最後に入院したのがこちら↓
病院の白ご飯っておいしいんですよね
この記事が必要とされている方の目にとまりますように。
こういう病気があるんだと知ってもらえることが私の思いです。