馳星周といったらノワール作家であり、血と暴力の物語を得意とするイメージがあるけれど、物語の根底に流れているのは熱い感情である。それはいつも怒りであり、不安であり、恐れであり、嘆きであり、絶望であるものの、しかしときに深く静かに悲しみが生まれるときがある。もちろんその悲しみも、犯罪がらみで汚れていたり、濁っていたりするけれど、純粋に"悲しむ"こともかる。その例が、本書『美ら海、血の海』である。
             —あとがきより

戦争と津波を絡めた本
図書館で借りたときに、馳星周をあたしがこんなに読まずに放ったらかしてるなんておかしいなと思った
避けてきたからだった

序章の石巻という地名に無意識に本をもつ手を抑えこんでいた

あたしは当事者ではない

阪神大震災を経験した人に囲まれてニュースをみていた

馳星周の戦争ものなのでどんなに血が流れるのかと思ったが
ものすごく静かだ
無力なのだ


多くは語りたくない
馳さんの本にはリアリティがある
戦争のシーンがメインなので読めるよ
読んでほしい
課題図書にして中学生に読ませたい
日本人として読むべき本だと思う


本書は愛犬ワルテルの闘病中に連載が始まり完結してから亡くなったそう


痛みを愛おしむ


あたしはあたしで約束を違えた罪を抱えて生きるよ