前回の記事「重低音・低周波音などの騒音が気になる…と思ったら、一度はこの記事を読んで欲しい【突発性難聴】」の続きです。

前回の記事では、私に突発性難聴と確定診断が下るまでの詳細についてお伝えしましたが、
今回は、その後に行った治療や、耳鳴りを対処するための工夫などについてお話ししようと思います。

 

以下にご紹介する話は、
※あくまでも私の場合の診断であり、同様の症状をお持ちの方みなさまに当てはまるものではありません必ず各自で耳鼻科等を受診するなどして、医師にご相談ください
あらかじめどうぞ↑ご承知おきくださいにっこり

 

~今回の話題~

・難聴の種類
・感音性難聴(突発性難聴はこのうちの1つ)の薬物治療と混合ガス治療
・混合ガス治療で耳鳴りが改善
・耳鳴りを紛らわすアイテムや工夫

 

難聴の種類

下記の資料は、私が通院している耳鼻科医からいただいたパンフレットの文章を分類化して私が表現したものです。(※あくまでも耳鼻科は専門外の私が作ったものなので、ご参考までに)

 

私の罹ってしまった【突発性難聴】は、上にピンクの文字で示していますが、【突発性難聴】 は、【感音(性)難聴】の1つとされています。
この 【感音(性)難聴】 ですが、私も経験しているように、耳鳴りと耳閉感を伴うことが多いらしいです。

 

薬物療法

7月30日に初めて耳鼻科を訪れてから今日まで、下記2剤は固定で

・ アデホスコーワ顆粒10%(有効成分は、体内のエネルギー源である「ATP」)1日3回
・ メチコバール錠500μg(ビタミンB12の1種で活性型、私の写真はジェネリック)1日3回

そのほか何種類かの漢方薬等を試しました。(薬の変遷について詳しくはこちらの個人ブログにより詳しく記載しています)

その結果、どうやら私の場合は、上の2剤に加えて下記2つの漢方が良かったように感じていて、今もこれらを飲んでいます。
・ 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)エキス顆粒・医療用 ツムラ23(血液の巡りをよくして、体を温め、月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害などによく用いられるほか、産前産後の不調〔貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ〕などにも使われる)1日3回


耳鳴りで気が立ってドンッ眠れないと訴えたら処方して頂いた

・ 抑肝散(ヨクカンサン) エキス顆粒・医療用 (神経症、不眠症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症 〔女性ホルモンの変動に伴って現れる体と心の症状〕 、子どもの夜泣き、かんしゃくなどに使われる) ツムラ54就寝前

 

混合ガス療法

これらの薬で、耳鳴りの改善の実感はなかったのですが、混合ガス療法を行ったことで、私の耳鳴りは改善傾向になってきています。

混合ガス治療とはどんなことをするのかというと、
私の通っている病院では、混合ガスの吸引に併せて、点滴治療も行っています
私の場合は、生理食塩水100 mLにATP (代謝賦活剤)とメチコバール(ビタミンB12の1種で活性型 )を加えた点滴《ATPやビタミンB12はふだん経口薬としても飲んでいるものと有効成分は同じ》です。

その方法は、まずベッドに横たわり、酸素マスクを付けます。間もなく看護師さんに点滴針を刺してもらい、点滴を開始。混合ガスの吸引と点滴を同時に行います

酸素マスクを付けた姿を、片手で携帯を使って何とか自撮りしてみましたニヤニヤ

 

点滴↓。黄色いのは点滴本体を覆っているカバーで、点滴自体はビタミンB12の薄いピンク色をしています。ビタミンB12は光(や熱)に弱いので黄色いカバーで遮光しているのだと思います。

点滴は約20分で終わり、酸素吸引は30分間行います。同時に行うので所要時間は30分程度です。

この混合ガス(95%酸素+5%二酸化炭素)の吸引なのですが、これが私にはとても花リラックス効果花があってびっくりです…!
担当医師に「リラックスできるんですよ」と言われた時は、正直、”え~?酸素を吸うだけでそんな効果あるのかなぁ~??”と半信半疑で、実際に混合ガスを吸うときはそんなことを言われたのを忘れていたのですが、酸素マスクを付けたら、あら不思議!(笑)あっという間に、すぐにほんわかした気持ちに…!なんだか心も体も解きほぐれる感じになりました。(人によって感じ方は違うと思います。)

私にとっては、違法な薬キメてるってこういう感じなのかしら…という位なんだか気持ち良くて、それを心療内科の先生に話したら「笑気ガスとか入ってないよね~!?」と聞くので、「いや~、私もそうなんじゃないかくらい心がほぐれるんですよ~」なんて会話をしたほどです。


混合ガス療法で耳鳴りが良くなってきた

混合ガス治療を行ってみて、私には効果あり!だと現時点で感じています。
というのは、耳鳴りの音が以前の半分程度に収まったのと、以前はほぼ一日中自宅にいるときは気になっていた耳鳴りが、主に夜のお風呂の時と寝る前ぐらいだけと、頻度も低くなったからです。

私が効果があると感じ始めたのは、本当につい最近のことで、混合ガス治療を始めて8回くらい経ったころからです。

医師からは3~4回で効果を感じる人が多いと聞いていたので、 3~4回 で効果を感じなかったときは絶望的な気持ちにもなりましたが、あきらめずに通い続けて良かったと思っています。
あと2回、真面目に通院して医師指定の全12セッションを終えたいと思っています。

 

耳鳴りを紛らわすアイテムや工夫

1日中耳鳴りが鳴り響いているといは、本当に生きていることさえ辛くなりました。耳鳴りの音は誰とも共有できないことから、辛さを分かってもらうのは家族でさえも難しいことです。非常に孤独感を感じました。

そんな私の助けになったのは、以下のアイテムです。
※本当に良いと思ったものを薦めています。

 

★「サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 」

 

 

★D3proホワイトノイズマシン

今でもこれを使っています。寝る前は直前までテレビを付けたり、睡眠薬(デエビゴ)を飲んで寝てしまうのですが、入浴中、耳鳴りが気になることが多く、私はお風呂のドアのすぐ外にこれを置いています。

 

本機器は(詳しくは商品ページをどうぞ)あらゆるホワイトノイズ(小鳥の囀り、海の波打ち、水しぶき、、雨の音、、川のせせらぎ、篝火の音などなど)を発してくれるスピーカーで、私はせせらぎ音が気に入っています。
音量調節はもちろん可能なうえ、タイマー機能も付いているので、寝室でお使いになることもできます。
※音はスピーカーから流し、ヘッドホンやイヤホンは使っていません。1日1時間以上のヘッドホン等の使用は難聴には良くないとされています。

 

★ ドライヤーをかけるときは、難聴の方の耳だけ耳栓をする
私以外の他の方がどうなのかは全く不明なことなのですが、私の場合、ドライヤーをかけた後に耳鳴りがひどくなる傾向がありました。おそらくドライヤ―の音が刺激になっているものと思われます。
したがって、私はドライヤーをかけるときに難聴になっている右耳だけに耳栓をしています。

 

最後に…

とても長い本記事を最後までお読みくださった方、本当にどうもありがとうございます。
もしも耳鳴りや不穏な音に苦しまれている方がいらっしゃいましたら、前の記事と併せてお読みいただき、それが読者のみなさまの不安や気分の落ち込みの軽減につながれば嬉しいです。

ご本人が耳鳴りで苦しまれている方、一人で苦しまないでください。よき理解者を身近に見つけることが精神的な負担の軽減になると思います。それは、家族や友人でなくても医師やカウンセラー、ネットのコミュニティ…などでも良いと思います。同じ悩みを抱えている方とつながることで、孤独ではないと思えると、それだけで心が少しでも救われのではないか、と私は思っています。

また、ご家族が耳鳴りに苦しまれているという方は、たとえその音を共有することができなくても、辛い気持ちを聞く、共感する、ということを実践していただきたいです。それが苦しんでいる人の心を楽にする一助になります。

耳鳴りで苦しまれている方に、心穏やかで平穏な日が訪れますように(私にもウインク)。

 

本記事でご興味を持たれた方、個人ブログサイトには、薬や混合ガス療法について、より詳細を記しています。よろしければ併せてご覧下さい。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

上記記事の私の個人のブログサイトはこちら

写真がより大きく見やすくなっています!

個人ブログサイトトップページ→Kicking!世界の旅へ

 

個人HPは目的地が見つけやすい国別・目的地別リストもあります.