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久しぶりのブログ更新です。大変ご無沙汰しております。
最近入手した Nikon D5300 で月面を撮影してみました。
光学ローパスフィルターレスで2416万画素とということで本来なら画角ギリギリまで使ってみたいところですが、相変わらず赤道儀を設置するスペースが確保できていないので、残念ながらポルタ経緯台に載せて拡大率控えめの固定撮影…ということになっています。
D5000番台シリーズの特徴は入門機ながらバリアングルの液晶モニターを備えていることです。
これは天文用途としても大変ありがたい機能なので大いに期待したいところでしたが、実際に使ってみるとライブビューでシャッターを切ると、
(1) 液晶表示がブラックアウトしてライブビューがいったん終了しする。
(2) シャッターが閉じる。
(3) クイックリターンミラーが降りて光路が光学ファインダー側に切り替わる。
(4) クイックリターンミラーが跳ね上がる。
(5) シャッターが切れ、撮影が行われる。
(6) クイックリターンミラーが降りて光路が光学ファインダー側に切り替わる。
(7) クイックリターンミラーが跳ね上がる。
(8) シャッターが開く。
(9) ライブビューが再開する。
…という、なんだか回りくどい動作になるうえ、連写の際は(3)~(5)の繰り返しになり、クイックリターンミラーがバタバタと動き続け、振動の面で問題になりますし、機械的な消耗も心配になります。
どうせ液晶画面がブラックアウトしたままになるのであれば、ミラーアップしたままシャッターのみ動作させてくれれば振動が多少はマシになるでしょうに…。
そもそもライブビューで連写中にブラックアウトしたままになるというのは一般撮影においては致命的なのでは…?
わざわざバリアングル液晶モニターがついているということはライブビューを積極的に使ってくださいということだと思うのですが、実際に使ってみると、あくまでもメインは光学ファインダーで、ライブビューは「オマケ」という感じで、そのあたりはの考え方は以前使っていた D3100 と変わりがないようです。
D5000番台シリーズの最新機種は D5600 ですが、どういうわけか2世代前の D5300 も併売されています。(…売れ残り?)
ダブルズームキットで比較すると、D5300 の方が3万円ほど安価で、下位機種の D3400 と同等の価格でした。
これらの機種はイメージセンサーや画像処理エンジンなど、カメラとしての本質的な部分についてはほとんど違いがないので一番コストパフォーマンスがよさそうな D5300 を選択したのですが、液晶モニターのブラックアウトの動作については想定外でした。
このあたり、最新の D5600 や D3400 ではもしかすると改善されているのかも…。
(イメージセンサーの解像度がだいぶ上がっているのでレンズも同世代のものがよかろうとダブルズームキットにしたのも裏目に出ている感じです。そのあたりはまたいずれ…。)
さて、カメラについての残念な前置きが長くなってしまいました。
月面の画像は空のコンディションや久々の撮影でだいぶカンが鈍っていることを考慮すれば割と良い出来なのではないかと思います。
拡大率は小さくても光学ローパスフィルターレスで高解像度のイメージセンサの効果はしっかり出ているようで、カメラとして本質的な部分については良好というのが救いでしょうか…。
※ コンポジット枚数を80枚から36枚に減らしてみました。(あまり変化はありません。)
< 月齢8.4 >
2018/07/21_21:01:57 (JST)
Vixen ED103S + Kenko 1.4X Teleplus
Nikon D5300 , ISO1600 , 1/640 sec x 36 , 縮小なし , 中央部をトリミング
虫眼鏡マークをクリック↑
<参考: ノートリミング (25%縮小) >

<撮影データ>
<撮影地> 三重県 松阪市
<撮影日時> 2018/07/21_21:01:57 (JST) 100枚撮影 , 36枚コンポジット
<光学系> ビクセン ED103S EDアポクロマート鏡筒 (口径: 103 ㎜,焦点距離: 795 mm,F7.7) , Kenko 1.4X Teleplus MC4 DGX (合成焦点距離: 1113 mm,F10.8)
<架台> ビクセン ポルタ経緯台
<カメラ> Nikon D5300 感度設定:ISO 1600 , シャッター速度: 1/640 sec
<画像処理>
・RegiStax 6 : コンポジット,Wavelet変換処理
・Photoshop Elements 6 : 輪郭強調,トーン調整
