スーパーチビテレは使っていくとだんだんと旨味が出てくる感じでとても面白いです。
超短焦点の機材だから得意分野はこれで、苦手分野はこれで…と、使い始める前に(無意識に)持っていたさまざまな先入観を、実際に使っていくうちに良い意味で裏切ってくれるのです。
40年前、天文ファンに多かれ少なかれトラウマを残した迷機は、実は名機だったのかもしれません。
チビテレを入手してから今まで、敢えて色収差対策をしないで撮影していました。
超短焦点ということで、どの程度の色収差が出るか興味があったからですが、撮影した画像は全体に1枚ベールがかかったような色カブリがあるものの、このくらいなら撮影方法や画像処理で対処が可能なレベルででしょう。
分解能は十分にあるので、モノクロにしてしまうのが簡単で、手軽に使えるこの機材の性格に合っているかもしれませんね。
< 月齢9.9 : 直焦点 >
2019/03/16 22:23:38 (JST)
スリービーチ スーパーチビテレ60 直焦点 ,
QHY5P-II-C 2592x1944 200フレーム , 縮小なし , 中央部をトリミング

虫眼鏡マークをクリック↑
昨晩より高度が高い時刻に撮影できたので、より鮮明な描写になっています。
PCカメラだと短時間で撮影枚数が稼げるので固定撮影ではありがたいです。
< 月齢9.9 : 2xバローレンズ使用 >
2019/03/16 22:33:22 (JST)
スリービーチ スーパーチビテレ60 , ビクセン 2倍バローレンズ31.7DX ,
QHY5P-II-C 2592x1944 90フレーム , 縮小なし

虫眼鏡マークをクリック↑
2倍バローレンズで拡大してみると、直焦点よりさらに細かい地形も見えてきます。
像が大きくなって写野に余裕がなく、日周運動ですぐにフレームアウトするので、90フレームしか撮影できませんでした。
(右端がフレームアウトしたのでその部分が少々乱れています。)
眼視だともっと細かい地形が見えているので、さらに拡大率を上げたいところですが、写野からはみ出すので赤道儀で追尾してモザイク合成する必要があります。
[ 2019/03/17 12:42 ] 画像追加
2倍バローレンズで撮影した画像に対して、色収差の軽減と輪郭強調の画像処理を行いました。

虫眼鏡マークをクリック↑
すっきりしたことで表面の地形が見やすくなっていると思います。
単にモノクロ化するのとあまり変わりがないかもしれませんが…。
<撮影データ : 直焦点>
<撮影日時> 2019/03/16 22:23:38 (JST)
<光学系> スリービーチ スーパーチビテレ60鏡筒 (口径: 60 ㎜,焦点距離: 260 mm,F4.3)
<カメラ> QHYCCD QHY5P-II Color 2592x1944 , ゲイン: 2.0 % , 露出: 2.5 ms , ガンマ:1.2 , 7 fps , 200 フレーム
<撮影データ : 2xバローレンズ使用 >
<撮影日時> 2019/03/16 22:33:22 (JST)
<光学系> スリービーチ スーパーチビテレ60鏡筒 (口径: 60 ㎜,焦点距離: 260 mm,F4.3) , ビクセン 2倍バローレンズ31.7DX (合成焦点距離: 520 ㎜,F8.6)
<カメラ> QHYCCD QHY5P-II Color 2592x1944 , ゲイン: 2.0 % , 露出: 8.0 ms , ガンマ:1.2 , 7 fps , 90 フレーム
<撮影データ : 共通 >
<撮影地> 三重県 松阪市
<架台> スリック マスター三脚
<画像処理>
・RegiStax 6 : コンポジット,Wavelet変換処理
・Photoshop Elements 6 : トーン調整,傾き調整,トリミング