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メーカー: 株式会社スリービーチ
対物鏡: 60 ㎜ アクロマートレンズ
焦点距離: 260 ㎜ (口径比: F4.3)
分解能: 2 秒
極限等級: 10.7 等星
ファインダー: 1倍 (指標付き素通しパイプ)


何か手軽に星を見られる天体望遠鏡が欲しいな…と漠然と思っていたところ、オークションでこれを見つけて幸運にも落札することができました。

ケースに記された日付から、元の持ち主が購入したのは 昭和54年(1979年)12月 と思われます。
実に40年前の代物ということになりますが、本体の状態はそれを全く感じさせないほど良好で、まるで40年前の世界からタイムマシンでここに届けられたようです。

ただ一点、鏡筒上部に6㎜位のねじで強く押し付けたような跡が残っていてそれだけが残念です。
鏡筒バンドをつけるとちょうど隠れる位置ではありますが…。


ケースに収納された状態です。
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A4より一回り大きいA4ファイルサイズの収納箱に付属品一式が収められています。
内容は次の通り盛りだくさん。

・ 鏡筒本体
・ 鏡筒バンド
・ 36.4 mm 延長筒 (短: 25 mm)
・ 36.4 mm 延長筒 (長: 38 mm)
・ 24.5 mm 接眼アダプター
・ アイピース Or 12.5
・ アイピース Or 5
・ 2倍バローレンズ
・ 天頂プリズム
・ 地上プリズム
・ スポーツファインダー
・ 上下水平微動装置

さらにオプションの カメラアダプターB と カメラマウント を収めるスペースも準備されています。
このケースとカメラ三脚だけあれば準備完了というのがいいですね。

小さく軽いので小中学生でも自転車のカゴに入れて持ち出すことができます。
当時の私に時間を超えてプレゼントしたいです。


スーパーチビテレ60 鏡筒本体です。

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前述の通り、鏡筒上部にねじで押し付けたような跡がある以外はまるで新品のようです。
レンズセルや接眼部はねじ込みになっていて外部にねじ頭が無く、すっきりしています。

塗装の下地がアルマイト処理されているのに驚きました。
同時期のミザールやビクセンの製品はそこまでされていなかったような…。

40年も経過しているのに塗装が滑らかで剥がれなどが出ていないのは丁寧なつくり込みのおかげなのでしょう。


対物レンズは分離式のアクロマートレンズです。

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写真の角度と露出の関係で反射光が強く写っていますが、4面コーティングされています。

レンズセルはフードを兼ねていて、内側は遮光ねじが切られ艶消しの黒で塗装されています。
天体望遠鏡のフードは普通、黒の艶消し塗装だけで、安価なものだと塗装すらされていないことが多いものですが、遮光ねじまで切られているとは驚きです。
最初はレンズの固定リングと兼用のねじかと思いましたが、固定リングはレンズフードよりも一回り小さい別のねじが切られていました。
固定リングもしっかりと艶消し黒塗装がされています。

絞り環は鏡筒内部に1枚、ドローチューブ内に2枚、合計3枚が設置され、やはり艶消し黒で丁寧に塗装されています。

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接眼部に 「THREEKOR-260」 の刻印があります。
スリーコールはスリービーチ製の交換レンズや高級タイプの反射鏡などに冠されていたブランドです。
このスーパーチビテレもスリーコールブランドを構成する製品の一つだったわけですね。

ドローチューブは真鍮製で可動範囲は 30 mm です。
最近のアルミ製に比べると硬質で頼もしい感じがします。


接眼部のパーツです。

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36.4 mm の延長筒2種と 24.5 mm のアイピースホルダーです。
ドローチューブの可動範囲が 30 mm と短いので延長筒で可動範囲を補っています。
2種類の長さが付属しているのは様々な接眼アイテムに対応させるためでしょう。

直視で無限遠にピントを合わせた状態です。長筒をすべて使用します。
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天頂プリズムを使用して無限遠にピントを合わせた状態です。延長筒が不要です。
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長くなったので、続きは後ほど…。

[2019/3/30] 続きを投稿しました。