冥王星の動きと社会的な意識のこと | 一人暮らしアラフォー女子のうつ病闘病記

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19962008年、

冥王星は射手座にいました。


わたしが中学・高校〜大学生の頃は、

グローバル全盛期でした。


インターネットの普及で

海外が近い存在になり、

世界を股にかけて

海外でバリバリ仕事をするような人生が

成功者であるような風潮が

あったように思います。


評論文の論調は、

日本の古くからのやり方は失敗で、

西洋の個人主義的なやり方は

こんなに素晴らしい、というような

ものがもてはやされていました。


わたしにとっては、

日本の伝統文化が好きだということに

自信が持てない時期でした。


大学を卒業した後くらいから、

世界的な論調が変わってきました。


少し年代が遡りますが、

9.11からしばらくした頃から

アメリカだけでなくヨーロッパ各国も

「自国優先」を打ち出しました。

難民受け入れに積極的だったドイツで

反対論が加速し、

イギリスのEU離脱論も

この頃からだったかなと思います。


日本国内でも

地域の文化や日本の伝統文化を

尊重しようという動きは

この頃から加速したように思います。

「おもてなし」ブームや、

日本食の世界遺産登録もこの期間でした。


評論文も、

「日本のやり方はダメ、西洋に倣え」

という論調は影を潜め、

「日本の古くからのやり方が

やはりよかったのだ、見直そう」

というものが多くなったように思います。


20082023年、

冥王星が山羊座にいる現在の風潮です。


わたしにとっては、

自分にとって興味のある古典のこと、

日本の伝統文化のことを

思いっきり発信してもいいと

思えるようになった時期でした。


202012月に、土星と木星がほぼ同時に

山羊座から水瓶座に移動し、

20年ぶりのグレートコンジャンクション

が水瓶座で起こりました。


20年ごとに起こる土星と木星の

グレートコンジャンクションは、

これまで約240年間、

地のエレメント(牡牛座、乙女座、山羊座)

で起こっていましたが、

2020年以降の約240年間は

風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)

で起こるようになるらしいです。


この辺りからまた、

風潮が変わってきました。

伝統的で不合理なものを排除するような

風潮になってきた気がします。


山羊座冥王星時代には、

伝統文化教育重視の観点から

小学校国語に古典教材が導入されました。

小学生も伝統的な言語文化に親しめ!

というお国の方針でした。

まぁびっくりするくらい山羊座的!


そして今回の新学習指導要領でも

伝統文化教育は引き続き

重視されることになっていますが、

前回教科書に比べ、

小学校古典教材は少し退化しました。


一方、もっと根本的に変わったのが、

高校国語です。

高一の「国語総合」が

「現代の国語」(評論と言語活動)と

「言語文化」(小説と古典)に分かれ、

高二以降の選択科目が、

「論理国語」「文学国語」「古典探究」

「国語表現」となり、

そのうちニ科目を選択することに!


要は、データ分析を含む評論文を扱う

「論理国語」はリテラシーのために

必ずやりなさい、

文学作品は芸術鑑賞だから、

小説と古典は表現とともに

選択科目でいいでしょう、

という意味でしょう。


このカリキュラムが2022年度から

採用されています。


そして2023年、

土星と木星の動きを追いかけるように、

冥王星も水瓶座へと出ていきます。


冥王星は1025年間を

ひとつのサイン(星座)で過ごすので、

冥王星のイングレス(星座移動)

地球規模で価値観の変化が起こると

されています。


実際に、射手座時代のグローバル主義、

山羊座時代の自国第一主義、

伝統文化教育重視など、

サインの性質そのものの価値観が

世界も日本も席巻しています。


今後の約15年間の冥王星水瓶座時代、

少なくとも国語教育分野は、

リテラシー重視・文学軽視の時代に

なるのではないかと思っています。


冥王星だけで見たら、

15年くらい経つと魚座に入るので、

冥王星水瓶座時代に合理性の面から

排除してきた文学、言語芸術というのが

息を吹き返すかもしれません。

魚座は精神主義、芸術至上主義なので。


しかし、2020年に土星と木星が、

240年ごとの区切りで水瓶座時代に

突入してしまっているので、大きくは

(お金と権力・伝統)の時代から

(知性・合理性・ネットワーク)の時代

への切り替わりになります。


国家権力による伝統文化教育の重視

というのは、有名無実化するでしょう。

その中で、

有形文化財としての歴史的資料や、

無形文化財としての伝統芸能その他の

伝統文化、言語芸術などを

どのように次世代に受け継いでいけば

よいのでしょうか?


例えば、勤勉であること、

コツコツ努力できることは

地のエレメントで重視されることです。

風のエレメントで重視されるのは、

知的で自由であることと、

他者との対等なコミュニケーションです。


物質的な豊かさは地のエレメント、

情報や関係性の豊かさは風のエレメント

の特徴です。


これからはモノを所有することより、

経験すること・情報を活かせること・

新しいものを生み出せることが

豊かさの基準になるでしょう。


長時間労働も年功序列も

もう時代遅れだし、

上意下達の縦社会は力を失うでしょう。


その中で、伝統文化や文化財を

継承していくには?


現代に根付いたものとして

文化を体験すること。

ただ知識を覚えるのではなく、

情報を活用し、自ら探究する中で、

自分自身が新たな解釈の生み手になる

という意識で文学を主体的に

享受すること。


そういうことができれば、

伝統的な言語文化は、風の時代を

生き残ることができるだろうか?