ALTEC A7 ミニチュアモデルの製作(1) | ステレオ匠 人見隆典のブログ

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ピュアオーディオを40年以上趣味で研究してきました。
その結果市販のスピーカーを超高音質なスピーカーに改造する方法を確立しました。
これを広めて豊かな音楽のある生活を普及させたいと思っています。

ALTEC A7の姿を知らないオーディオマニアはいないでしょう。
パラゴンと同じく、あの姿は 強烈なインパクトを与えてくれます。
私も同じで、かつて あのウーハーホーンの形状を真似たエンクロージャーを作ったりもしました。

先日 秋田県の方から、お電話と下記のお手紙をいただきました。
そのまま記載させていただきます。

遊音工房 様

ネットで拝見しました。

貴社の様な会社、サービスがあることは、なんと素晴らしいことかと思います。

当方、60代半ばのオーディオファンですが、かつてアルテックA7に憧れておりました。

しかし、あんなにも大きいものは部屋には入りません。
ところが、この夏ネットで1/2スケールのミニA7を見つけました。

アルテック403Aフルレンジ(20cm)と フォステクスFT-17を スーパーツィーターに用い、セクトラルホーンも附属したものでした。

しかし、残念ながら 落札はできませんでした。

ネットには 20cm用フロントホーン・エンクロージャーも アルテックの20cmスピーカーもありますので、自分でも作れるのではと考えましたが、その能力は全くないことに気づきました。

そんな時、貴社の存在を知りました。

以下の条件で アルテックミニA7を作っていただけることは可能でしょうか?
・エンクロージャー ネットで入手可能ですが、塗装が必要です。
・アルテックの20cmスピーカー
・セクトラルホーンまたはマルチセルラホーン

以下省略

と 熱いお便りをいただきました。

もちろん喜んでお引き受けして 出来得るだけの高性能なスピーカ―を 製作させていただきます。

ネットに出ていた1/2モデルなどとは 及びもつかない高音質スピーカーにいたします。

その後 数回のやり取りを経て、私どもの技術力と お客様の設置予定場所の兼ね合いから、仕様の詰めを行いました。

結果として、

・1/2モデルではなく、エンクロージャー幅が40cmになるような 少し大きな倍率で製作し、エンクロージャー高さは 設置場所の関係で75cmにする。
・ウーハーユニットは20cmではなく、25cmの 私どもの最新の高音質化改造ユニットを フルレンジで使用する。
・ツィーターホーンは、511Bホーンそっくりの幅40cmホーンを 私どもが開発製作し、1インチスロートの 高音質化改造済みドライバーで鳴らすことにする。
・塗装は オリジナルと同じ色の塗装を、私どもの関係している自動車塗装専門業者に外注委託する。
等々。

これらを具体化したエンクロージャー図面は次のようになりました。



この図面を基に、来週からエンクロージャーの製作に入ります。

ご依頼主様には、このブログで進捗状況の確認をしていただくことになっています。




株式会社 遊音工房 otoniasobu.com



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