先日、児童相談所で特別養子縁組里親の登録研修を受けました。

 

そこで印象的だった話です。

 

特別養子縁組里親の場合、実親さんから特別養子縁組撤回される可能性は気になるところです。

せっかく縁あってその子の戸籍上も親になろうとしている中で実親の思いに振り回されることもあります。

 

民間団体さん経由で特別養子縁組で子どもを委託されるのと、児童相談所経由で子どもを委託されるのでは児童相談所経由の方が撤回される可能性はあるとのこと。

児童相談所の場合は、駆け込み出産等で保護するケースが多く、生まれてから実親と話し合いを重ねるケースが多くその中で、育てる意思を表明されることもあるそうです。

民間団体さんの場合は十分に実親さんと出産前から話をしているケースが多くある程度話している状況で子どもを委託ですがその違いはあるみたいですね。

 

子どもを取り巻く環境で見たときに、第一優先は子どもですが実親さんもその次位に出てきて、里親の気持ちや意思は後回しになります。

 

里親側からすると、

 

育てられない現実をさっさと認めろよ。

 

と思うこともあります。

 

そのうえで子どもにとって幸せにすくすく育つ環境って何かを考えてほしいです。

特定の大人と愛着関係を形成して育っていくのです。

その時に育てられない実親さんが自分の育てられない現実を認識しないことは誰も幸せにならないのです。

 

私は養育里親をしていますが、子どもにとっては特別養子縁組の方が良いという認識でいます。

人間同士、相性もあると思いますので入籍まで慎重にですが。

特定の大人のもとで安定した愛着関係を築いて大人になっていくのです。

そもそも子どもが短期間で住環境がころころ変わること自体おかしいことです。

 

話は戻りますが実親さんの撤回の話も、正直「ふざけるな!!」と思いますが、そういう現実もあるということは認識しておいた方が良いのかもしれません。

人がかかわりあっているのでそこには感情があります。