こんばんは!
別所哲也さんの朝のJ-WAVEのラジオに
歌手の土岐麻子さんがゲストで登場されたのだが、
聴いてたら
なんと土岐さんと別所さんが僕の話をしてくださって、
朝からメンタマが飛び出そうになった。
うひょひょひょ!
そうなのです、
土岐さんはいつもいつも地下空港の舞台を観に来てくださっていて、
そしてユーリンタウンも、
来週に来てくださるのだ☆
がんばらんば!!!
さてさて、
本日は昼公演、
夜は上京してきてくれた母とタイラーメンを食べ
ゆるりと養生した。
それもそうなのだ、
土日の公演はすでに超満席!!!
パンパンのお客様に楽しんでもらうために体力を温存するのである。
そして
カダフィ大佐が 処刑された。
地下道に隠れていたところだとか。
このユーリンタウンも、
少しネタばらしをすると
ビンボー率いるホームレス革命軍が
地下水道に潜伏し、
革命を起こそうとする。
それに世界各国で起こっているデモ。
今点けているニュースでもデモ隊が、
警官隊と衝突している。
ユーリンタウンの1幕の最後にも全く同じようなシーンがある。
本当に、
世界とリンクしすぎなこのユーリンタウン。
大先輩のバレバレ役・清水宏さんが
もっとまさに的確な言葉でこれについて
書いてらっしゃるのでリンクしておきます!
清水宏さんのブログ↓↓↓
http://ameblo.jp/hiroshimizuflamingcomedy/entry-11054155063.html
うーん
本日金曜の公演は
とても不思議な気分になった。
世界の縮図に生きている気分になった。
演技の中に、とても主観的に世界を感じた瞬間があった気がする。
なんだか
うまく説明できないから、
明日の公演もいっちょ気合入れて上演しようと思う。
おやすみなさい!
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!!
来週平日はまだお席に余裕がありますので、
もしよろしければ、どうぞ!!!
今村ビンボー
今日は人気演劇レビュアーの三崎みささんの劇評を載せます!
ちょっと、いや、かなりネタバレがありますので、笑
これからご来場の方はまだ見ない方がいいかもしれません、、、!!
ご注意くださいませーー!!!
アングラミュージカル。
地球上の干ばつにより、節水を余儀なくされた近未来のある街が舞台。ここでは有料公衆トイレの使用を義務付けられており、立ちションなどをすると警官ロックストックらに逮捕され、誰もが恐れている「ユーリンタウン」(実はあの世)に送り込まれることになっている。全てのトイレを管理しているのはUGC社。この法律はUGC社長クラッドウェル(塩野谷正幸)が賄賂で作り上げたもの。
貧民街の公衆便所NO9では今朝も、金がなくてトイレを使用できないホームレス達が大騒ぎ。そんな中、管理人助手ボビーの父親(大久保鷹)が我慢しきれず、立ちションをし、「ユーリンタウン」に送られてしまう。ボビー(今村洋一)は失意の中、美しい娘ホープ(関谷春子)に出会い、恋に落ちるも自分が今何をすべきかに気づく。それは自由を求めて「革命」を起こすこと。ボビーは立ち上がり、ホームレス達はこれに賛同し、街は大混乱となる。
ボビーがついにクラッドウェルらと対峙した時、ホープが彼の愛娘だと知るが、二人の思いはいっそう強くなるのだった。ホープを人質にクラッドウェルと交渉するボビーだったが、クラッドウェルの陰謀によってあっさりとボビーはうっしっしビルの屋上から警官ロックストックらに突き落とされてしまう。息をひきとる前にボビーはホープに宛てた遺言をリトル・サリー(坂井香奈美)に託す。それは未来に対しての希望や夢や自由の言葉だった。
これを受けてホープはボビーの意思を継ぎ、革命の主導者となり、父のクラッドウェルをうっしっしビルの屋上から突き落とし、晴れて自由を勝ち取るのだった。
UGC社を引き継ぎ社長となったホープは愛とか正義に有頂天になって、肝心の水を管理する能力に欠けていた為、水を枯れさせてしまう。人々は倒れ街は消滅しやがてホープ自身もカラカラに干乾びてしまった。というお話。
物語に悲壮感はない。全体的にコミカルにパッショナブルに進んでいくため凄く楽しめるエンタメだ。入場すると、女子警官ロックストックらがエロい格好で、トイレや携帯電話の諸注意や客席誘導をしてくれる。ちょっとした大衆キャバレー風の衣装だ。笑
舞台は生音楽と同時に始まるが、とにかくキャストが秀逸だ。舞台セット、衣装、そしてミュージカルとしてちゃんと成り立っており、キャストらの気迫がビンビン伝わってくる舞台だ。主役を演じた今村洋一と関谷春子が特に素晴らしい。歌も素敵だ。今村洋一は小劇場の舞台で何度も観ているが今回の舞台では水を得た魚のように益々、活き活きとしていた。関谷にいたっては、初見の女優だがポップでキュートな雰囲気を上手く演じていて好感の持てる女優だと思う。そして警官バレルの清水宏もいい。彼を何度も舞台で観ているが相変わらず客イジリのヒットメーカーでどこの舞台でも同じようにインパクトがあり演技力も豊だ。警官ロックストックの別所哲也もサービス精神旺盛で、観客を楽しませよう、楽しませようと努力していて、その使命感が素敵だった。
役者が吐くセリフにはハートに聞けとか、愛は信じるものとか、自由を求めてとか、ベタでしびれるセリフが羅列する。解りやすいエンタメだ。このちょっとクサイ、アングラ的なセリフで観客は感動し泣けるのだ。革命を象徴する自己批判や自由、人種差別や階級のセリフも盛り込み、全ての民は罪人。と括るところは中々上手い。一人がみんなのためにみんなが一人の為に革命し、自由を勝ち取り、やがて水不足で死んでしまう愚かな人間たちの狂想曲!笑
全席指定4800円 2時間40分 ミュージカルとしては破格でリーズナブルだ。観劇して大満足だった。お勧めの舞台。
(演劇ライフ みささんのレビューより転載)