ミュージカル「ひめゆり」の思い出 | 洋一のブログ

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つい先日、ミュージカルスターだった本田美奈子さんが育った埼玉県朝霞市に「本田美奈子.ミュージアム」が正式にオープンして大変話題になりました。

プレオープンは7月に行われてたみたいです。


本田美奈子さん

亡くなられて今年で13年にもなるそうですね。


画像は本田美奈子さんのミュージアムの公式の方の画像をお借りしてしまいました、大変申し訳ございません。

































本当に行ってみたいです。

本田美奈子さんのミュージアムは毎月第二土曜日と日曜日の二日間開館されるそうで。

僕の今の仕事場は土日曜日は1番仕事が忙しく休む事が出来なくて、行くのは非常に難しいのですが。

でもいつかなんとか都合を作って見に行きたいと思っています。

僕は本田美奈子さんのミュージアムオープンの様子や写真の数々を見させていただいて。

本田美奈子さんの活躍をリアルタイムで見る事が出来なかった若い世代のミュージカルをやられている方々に見に行ってもらいたいと思いました。

本田美奈子さんをリアルタイムで知る事が出来なくても、こちらのミュージアムに来れば本田美奈子.さんを追体験出来ると思いました。

僕がブログに何度か本田美奈子さんの事を書いてみたのも、僕が応援している埼玉県富士見市に住んでいるミュージカルと歌手活動をしている少女に本田美奈子さんの事を知ってもらえたらと思って書きました。


僕は本田美奈子さんが主演した舞台を1度だけ見たことがありました。


その舞台はミュージカル座の代表作 ミュージカル「ひめゆり」です。


これまで僕のブログで何度か「ひめゆり」を見に行った時の事を書いた事がありましたが。

もう少し詳しくあの当時の事を思い出しながら書いてみようと思います。



僕はホテルで料理人の仕事をしているのですが。

これまで共に仕事してきたサービススタッフの中には、よく役者志望の方や実際に舞台などに出演している役者の方も多くいました。


ある日、以前の仕事場で舞台に出演したりモデルのお仕事をされながらサービスの仕事をしている、ゆかりさんという方からお手紙が届きました。

今度舞台に出演する事が決まりましたとの内容で。

その舞台はミュージカル座のあの本田美奈子さん主演の舞台「ひめゆり」でした。


僕は驚愕しました、あのミュージカルの大スター本田美奈子.さんが主演する舞台に出演するなんて!

僕は即チケットの手配をお願いしました。


僕が本田美奈子さん主演の「ひめゆり」を見たのは2002年に上演されたものでした。





あの米国同時多発テロが発生した翌年に上演された舞台で。

僕はひめゆりのパンフレットを購入したのですが、パンフレットには出演者のコメントが載せられていて。

本田美奈子さんはじめ、この舞台に出演される役者の方々皆が

「このような時だからこそ、この作品を上演する意味がある」

と大変な意気込みが書かれてありました。


チケットは会場引き渡しでしたので僕は当日会場に行くまでどのような席だったのかまったく解りませんでした。

会場は池袋にある1000人以上収容の大ホールで、会場に入ってチケットを受け取りホールに入って席を探しましたら。

僕の席は舞台から中央ど真ん中の前から4列目という信じられない程の良い席でした。

会場はぎっしり満席になりました。

僕は最高の席を用意してくれました友人に心から感謝しました。


ミュージカル座の代表作 ミュージカル「ひめゆり」はもう21年前に初演されてから現在まで何度か再演され続けています。

今年の7月にも「ひめゆり」は再演されました。

僕は今年の6月頃にTwitterで本田美奈子さんの「ひめゆり」を見たことがある事をツイートしましたら。

驚くくらいに「ひめゆり」に出演される役者の方々やスタッフの方々、そしてファンの方々がツイートを訪問していただいていいね!していただきましてリツイートまでしていただきました。

そしてそのミュージカル座の「ひめゆり」の公式Twitterを見させていただきまして。

稽古の風景などの写真を見させていただいたのですが。

「ひめゆり」は日本のミュージカル作品では数少ないと思われる全編音楽で構成されている本格的なミュージカル作品で。

稽古されている役者の方々は、もの凄く分厚い楽譜(スコア)を持って稽古されている写真がアップされてました。

僕の友人はひめゆり学徒隊の女学生の役だったのですが、友人もこの楽譜を覚えていたのかと感嘆してしまいました。


舞台「ひめゆり」を見たのですが。

作品のテーマが戦争を題材にされているので、決して楽しい思いのする舞台ではありませんでした。

しかし、見終わったあとに残ったのは希望でした。


物語は凄まじいくらい戦争の悲惨さを描いている作品で。

戦争が人々を狂気に変えていく様を容赦なく描かれていて。

同時多発テロからアフガニスタン戦争へと突入していた時期でしたので作品のメッセージが深く心に響きました。


本田美奈子さんは本当に凄かったです。


本田美奈子さんが生前語られていた言葉

「私は演技をしない、役を生きるの」


僕は間近で見た本田美奈子さんの息づかいや汗まで見えるくらいの近さで見れましたので、その歌声の凄さ素晴しさに圧倒されてしまいました。



ラスト、本田美奈子さん演じるキミが生き残って、アリアを熱唱します。

本田美奈子さんの独唱から亡くなっていった、ひめゆりの少女達が本田美奈子さんのキミと一緒に合唱していきます。

僕は心の底から震えるような感動を得ました。


舞台が終わって、本田美奈子さんはこれほど凄かったのかと思いました。



今から3年程前に、久しぶりに「ひめゆり」に出演した友人と会ってお話ししたりしたことがありました。


その時僕は友人に「あの時は最高の席を用意してくれてありがとうございました」とお礼を言いましたら。

「いえいえ」と嬉しそうに笑ってくれました。

それからお互いに本田美奈子さんが亡くなられてた時の事を話して、友人は立ち直れないくらいのショックを受けられていたそうです。

僕はその友人に聞いてみました。

「本田美奈子さんはどのような方でしたか」

そう聞いてみましたら友人は答えてくれました。


「本当に凄くいい人でした、とっても優しかったです、みんなに分け隔てなく接してくれていて、とってもフレンドリーな方でした」


そう話してくれました。