時々ピグ(メ・ん・)? -3ページ目

時々ピグ(メ・ん・)?

こちらはピグでのメモ程度・・・ブログ休眠中^^)/ ⇒もっぱら読み専門で徘徊を開始!(*゚∀゚*) 

話し合いで、無事大阪城からの撤退は決定されたけど、

慶喜さんの具合は依然として良くなくて、出発は時間を置いて、夜にしようということになった。


あれ?翔太君の部屋こっちだと思ったんだけど?


会議の後、翔太君を探し城内を一人で歩いていた。

翔太君は会議に参加してなかったから、その結果を知らせてあげようと思ったのだ。


決定までにはすごく時間がかかったけど・・・。


土方さんの言葉もあって、

慶喜さんがようやく撤退にうなづいてくれたのだ。


これで、秋斉さんがいっていたような全面戦争は避けられるはず。

・・・・それに秋斉さんも、しばらくは戦場に立つことが無くなるはずだから・・・・。


不謹慎と言われるかもしれないけれど、

撤退が決まったことに、やっぱり心のどこかで、ほっとしていた。



ふいに名前を呼ばれて、どきっとした。



秋斉さん

『ああ、やっぱり。』

『こんなところでどうしたんだい?

お前の部屋はこっちじゃないだろう?』


そこにいたのは、秋斉さんだった。


その隣には、昨日のように土方さんの姿もあった。

また何か仕事の話でもしていたのだろうか。。


『あの、会議の結果を翔太君に教えてあげようかと思ってたんですけど・・・・』


土方さん

『大方、迷子にでもなってたんだろう』


本当のことなので、鼻で笑う土方さんに反論できない・・・。

黙り込む私をみて、二人は可笑しそうに笑った。


主人公

『あ、そういえば!』



土方さん

『なんだ?そんなに睨んできて』


主人公

『別に、睨んではいませんよ・・・。

そうじゃなくてお礼を言いたいな、と思いまして。』


土方さん

『礼?』



主人公

『はい。土方さん、さっきは慶喜さんにああいうふうに言ってくれて、

ありがとうございました。』


『土方さんの言葉が無かったら、慶喜さんはきっと、

意地でもここに残るって譲らなかったと思います。』


『土方さんのおかげで、私を含めて助かった人がたくさんいるはずだから』

だから、ありがとうございました』


私は深く頭を下げた。


土方さん

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『阿呆、それは相手が違う・・・』


えっ??


『別に俺が何かした訳じゃねえよ。

俺はただ、言われた通りの事を、そのまま口にしただけだ』


(言われたとおり・・・?)



土方さん

『ここの大将補佐がそうしろって、頭を下げるもんだからな』



主人公

『秋斉さんが、頭を下げた?』


私の視線を受けて秋斉さんは苦笑した。


秋斉さん

『そうでもしないと、うちの上様は言うことを聞いてくれないからね』


主人公『・・・・・それって、慶喜さんに嘘を・・・・・』


途中まで言いかけて、それ以上は口にしないでいた。




(土方さんにだって、仲間を失って思うところがあるはずなのに、

慶喜さんを説得する側に回ってくれたんだ・・・・)

秋斉さん

『まあ、土方さんの言葉にどこかしら本物があったから、

慶喜の心を動かせたんだと思うけどね』


土方さん

『適当なこと、言うんじゃねえよ。』


(慶喜さんを逃がすために、秋斉さんは土方さんに頭まで下げたんだ。

慶喜さんが嫌がるのは分かっていても・・・・・)


見えないところで、慶喜さんの為にがんばって。

それで、土方さんもそれに協力してくれて・・・。


秋斉さん

『なんだい?そんなにじっと見て』


主人公

『いえ、なんでもないです。 ただ、・・・

秋斉さんはやっぱり最初から誰の味方でもなく、

ずっと慶喜さんのみかただったんだな、っと思って』


秋斉さん

『・・・・・・・・・・。まあそりゃあな。』


私の笑顔に秋斉さんはいかにも当然だっというような表情をして見せた。


そして秋斉さんは、いろいろ準備があるからといって去って行った。




秋斉さんが去った後、

私はくすくす笑いながらつぶやいた。


『ふふ、やっぱり秋斉さんはいつでも慶喜さんのことを考えているんだなー』



すると、隣にいた土方さんがぽつりと、それに返事を返した。

『そいつはちょっと、違うんじゃねえのかな・・・』


えっ?

びっくりして土方さんの顔を見つめる。


何か悪いことを言われるんじゃないかと、

無意識に身構えてしまったのか、土方さんはわずかに苦笑した。



土方さん

『そりゃあ、慶喜さんの事だって考えた上で色々動いているんだろうが、

今回の藍屋さんの行動は、何よりもお前の安全を考えてのもんだろうよ』


・・・・私の、安全?


土方さんの言葉を繰り返すと、そうだ、と頷かれる。


土方さん

『確かに、今の戦局はかなり不利だ。

だが、残った戦力や難攻不落なこの大阪城があれば、

必ずしも負けるとは限らねえ』


え?そうなんですか?


土方さん

『かなり薄い勝機だが、無くはないはずだ』


『しかしそうなったとして、こちらの被害が甚大になるのは目に見えている』

『・・・だから、あの人はああいう行動をとったんだろう』



土方さん

『万に一つも、お前を危険にさらしたくないから。』


告げられる言葉に、声をなくす。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


(万に一つもって・・・・・)


固まってしまってる私に土方さんは、

ふっと、優しげな笑みを見せた。


土方さん

『そうでなけりゃ、俺に頭を下げるわけがねえだろうが。』

『間違いなく今のあの人は、お前の見方だよ』  ←!!!!(///∇//)ラブラブ土方さんったら!!




もう、居ても立ってもいられなかった。


ちょっと用事を思い出しましたと土方さんに嘘をつくのもそこそこに、

私は踵を返した。


その背中にまた、土方さんが笑いをこぼしたような気がした。


目的の姿は、探し始めてすぐに見つけることが出来た。

すらりとしたきれいな後姿。




『ありがとうございます。秋斉さん・・・・・・・・・・・・・・・・』


秋斉さん

『何がだい?』


『それはその、・・・・』


(私を守ろうとしてくれて。)


---そう言おうとしたけれど、何故か急に恥ずかしくなってその先の言葉が出てこない。



わたし、秋斉さんの一番になった??


秋斉さんが一番大切に思う女の子になれた?



主人公

『・・・秋斉さん・・・』


もしそうなら、涙がこみ上げるほど、嬉しい・・・』


『わたし、私・・・』


私が一番大切に思う男の人は、とっくの昔に貴方だったから。


思いを言葉にする代わりに、

私は秋斉さんの手をぎゅうっと握った。


秋斉さんが困ったようにつぶやく。

『・・・さては、土方くんが何か余計なことを言ったな』



秋斉さんは私の手を一度離すと

くるりと向きを変えて、私と正面から向き直った。


少し照れくさそうな目と、

視線が絡み合ったと思うと、そのまま私をぎゅっと抱きしめてくれた。←ラブラブドキドキドキドキ



・・・・・・お前が大事だ、って言ってくれているみたいな、

優しい、優しい抱擁だった・・・・。




-----------------------------------------その4 終わり---


(///∇//)ドキドキ








































































翌日になってから、再び皆で話し合いを始めた。


・・・だけど、早い時間から集まったにもかかわらず、会議は、こう着状態だった。


慶喜さん

『昨日から言っているだろう。俺は引かない!引ける訳がないだろう。

最後の一人になっても、俺だけは戦い続けなければいけないんだ。』



江戸に向かおうという秋斉さんの提案を、

相変わらず慶喜さんは突っぱねていた。


(慶喜さんの性格を考えれば、ここで兵を見捨てる選択なんて出来るわけない。だけど・・・・)



秋斉さん

『慶喜もっと状況をよく見ろ』

『お前が戦い続ければ、この国は取返しが付かないくらい傷付くぞ。』


慶喜さん

『-------』


秋斉さん

『朝廷は薩摩に、錦旗を与えた。ここに留まり続ければ、次は俺達に討伐命令が出る』


『そうなれば、全面戦争だ』

『これ以上国内での戦いが続けば、異国に付込まれる可能性も高い』


----多分、このまま戦いを続けても得るものはないだろう。

もっとも、もう何かを得るために戦っているのとは違うかもしれないけれど----



慶喜さん

『だが、・・・・・』


秋斉さん

『お前に、帝が討てるのか?!』


慶喜さん

『・・・・っ』

慶喜さんの目がぐらりと揺れた。



秋斉さん

『俺達が戦っているのはもはや薩摩ではない。ここに残るということは、

帝に弓を引くということだ。』


『お前は徳川の兵士を、逆賊に出来るというのか』


『・・・・・・・・』

重い沈黙がおりる。



結論が出ないまま、会議が終わるかと思っていると・・・・。


土方さん

『・・・・・戦況を考えれば、ここはもう駄目だろう』


その静けさは、

土方さんによって破られた。



慶喜さん

『土方君っ・・・・??』

あまりにも予想外の言葉に目を丸くした。


まさか土方さんの口から”駄目”なんて言葉が出るとは、思ってもみなかったんだろう。


(昨日までは、最後まで戦うといっていたのに、どうしたんだろう・・・)



土方さん

『錦旗が薩摩側に掲げられてからは、兵士達の士気が低い。

その上、どの藩も次々朝廷に従い始めている』


慶喜さん

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』


土方さん

『おまけに西洋式の戦いを指揮できる人間が少なすぎる』


『薩摩の銃撃で、新撰組の隊士が何人も死んでいった。

まだ若い隊士も、壬生浪士組のときからの仲間も死んだ』


『その薩摩と最後まで戦いたい気持ちはある。

だけどな、慶喜さん。

ここじゃあ、もう何も出来ねえんだよ・・・・・・・!』



慶喜さん

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』



土方さん

『・・・だから、まずあんたが江戸に戻って体制を立てなおしてくれ』


『江戸はまだ徳川の支配地だ。そこならまだ兵も、伝播隊・・・だったかもいるんだろう?』

『再起を図るならここじゃなく、江戸だ』



慶喜さん

『・・・・・・・しかし、まだ前線で戦っている者たちを残してなど・・・・』



秋斉さん

『それなら、全員がなるべく早く江戸へいけるように、何とかしてみよう』


慶喜さん

『えっ?』


秋斉さん

『撤退命令を素直に聞いてもらうのは、少し難しいだろうが・・・・』

『少なくとも移動手段は裏で取引のある外国の軍艦を借りればなんとかなるかもしれない』


慶喜さん

『全員で撤退・・・・』



土方さん

『慶喜さん。あんたは大将だ。今ここで死なれちゃあ困るんだよ』

土方さんが慶喜さんの肩を軽くぽんと、たたく。



慶喜さん

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・わかった。江戸へ撤退しよう』


しばらくして慶喜さんは静かにそう呟いた。



---------------------------------------説得終了--------?

(゚_゚i)あせる