みなさん、こんにちは。


いつのまにかICUのベッドで寝ていた僕ですが、身体は動きません。


声も出ず、ただ天井が見えるだけです。


昼なのか夜なのかも分かりません。もちろん何時なのかも分かりません。


ただ時間が過ぎるのを待つだけです。


天井を見ていると、天井のパネルの模様?か何かは分かりませんが、黒いぶつぶつのようなものが見えて、それが紙製の名前のシールを剥がした物を積み重ねているように見えていました。


そのうちどうやってシールを天井に貼ってるんだろう?からなんでシールを貼ってるんだろうと意識が変わってきて、シールなんて貼ってるわけないと理解し始めます。


そのうちそのシールを貼っているような模様が絵のように見えてきて、それが毎回変わります。


しばらくするとただの黒い点のような物になって、気がつく事があります。


あぁ、これがせん妄なんだな…


介護の仕事をしていて、症状とかの話では知っていた事を、自分で確認する事が出来ました。


せん妄を起こしたり、意識をはっきりと取り戻したり、繰り返します。


ICUの中では赤や青い光が点滅しては警告音のような音が鳴り続けています。


警告音も、なにか音楽のように聞こえる時もあります。音楽というか軽快なリズムのような。


1日の中で、唯一、朝の時間だと気づく事があります。


これはICUだからという事ではなく、たまたま僕がその病院のICUのその時期にいたタイミングの時の話としてですが、何かCDのようなものが流れます。


英語だったり、日本語だったりするのですが、なんの話だか分かりません。


ただ聞こえてくるだけなので、理解する事が出来ていません。


何の為にそれが朝の時間に流れているのかも分かりません。

挿管、天敵、バルーン、オムツ、浴衣の状態で、たまに看護師が来て、ケアをしてくれるのですが、何かを尋ねてきますが、首を縦、横に振って、意思表示をする事しかできません。


何かを伝えたくても伝えられません。


手術中あれだけ痛かった腰。


仰向けでずっと寝ていたら痛くて仕方なかったのに、この時は腰が痛いとか例えば背中が痒いとか、何も感じません。


看護師が、僕に言います。


挿管している物を触らないって約束してくれるなら、手を拘束しないですむけど、約束できますか?


僕は頷くと、拘束のひもはされませんでした。


そもそも触るも触らないも、腕なんて動かせません。


力が入らないのだから。


色々な事がされるがままで、自分の意思では身体がうまく動かせませんでした。


でもこの時は、自分が廃用になっているとか、このままではまずいとか考える事もしてなかったと思います。


ただひたすら時間が過ぎているだけ。


今考えると、かなりヤバかったと思います。


と、ここまではICUにいる時の前半部分で、どれくらいの日数なのかは分かりません。


ICUにいた期間の後半。


これは本当に辛かったのですが、この話はまた次回という事で。


退院後、千葉県でいちご狩りをしたと前回お話ししましたが、先日もいちご狩りに行ってきました。


今度は長男も一緒に4人で行けました。


山梨県の甲州市にある苺畑農場という所でした。


じゃらんで予約して、美味しい苺をたくさん食べる事が出来ました。


農場の方も親切な方で、また次回もここに来たいなと思いました。


その後にせっかく山梨県に来たので、以前から行きたいと思っていた神社のひとつ、北口本宮冨士浅間神社にて参拝。








そして、すぐ隣にある、こちらにも行ってみたかった神社、新屋山神社へ。





山梨県の神社は行ってみたいと思う神社が多くて、一回では行けませんね。


御朱印も書き手の方が数名いらっしゃる所では、人によって自体が違うのですが、北口本宮冨士浅間神社の御朱印、僕と次男、奥さんと長男で書き手の方が違ったのですが、僕と次男が期待していたのは奥さんと長男がいただいた自体の御朱印で、4人で御朱印を見せ合うと違うねぇなんて話で盛り上がったりするのも楽しみのひとつだったりします。


僕と次男がいただいた御朱印が嫌だとか、悪いとかではないので悪しからず。


むしろ4人で行って、2種類の御朱印が頂けたのだと喜ばしい限りです。


この日は後一ヶ所神社に行ってきましてが、それはまた今度という事で、今回は終わりにします。


それではまた次回もよろしくお願いいたします。