しばらく前の観劇だけれども

あっちに書くには時間が空きすぎたのでメモがてら


去年関東で開催された作品の再演。

もうこの公演はないと思うのだけどネタバレしてまずい方はお帰りください








コンドルズさん実は毎年来てくれていて、

今年で5年目になるらしい。

歌舞伎や音楽アンサンブルやソロ公演(オーケストラ公演はする所がないので!怒)はたまにあるけれど、考えてみたら舞台公演てあったかな…?と思う。


これも主催がこっちだから来てくれているようなもので、自主借館では絶対にないだろう。

貴重な関東地盤の有名プロカンパニーの公演だ。




四季のファミリーミュージカルはまだ来たりしてくれているけど(全国津々浦々で公演て本当にすごいと思う)、大型公演は旧劇場が閉まってからない。


歌手のコンサートも有名どころには3桁ではキャパが小さく、5000人のアリーナ(とはいえ半分潰したら2000か)は音響とかないし。

ほんとここの文化はぺんぺん草生えてる



…と、スペースを空けがてら

行政の無能さに愚痴ってみる。





以下、覚えている事のみのメモ

そして順不同





オープニングというか前座に地元キャストの発表が少しあり、しばらく休憩ののち、本編開始

総勢55人という一面のイスは圧巻



休憩中に懐かしい曲がかかっていて、

岡村靖幸の「あの娘僕がロングシュートきめたらどんな顔するだろう」(だったよな?)を懐かしく口ずさんでいた


ら、幕が上がり、

一面の色とりどりの風船が綺麗


近藤さんがバスケットボールを手にドリブルをはじめる。

休憩と繋がってたんや、と思っていると、なんて言うのか知らないけれど、片手ずつV字にドリブルしてるのが段々高速になり、上手いな〜と感心していると、突然外した!

と思ったら袖からスズキ拓郎さんが出てきていてキャッチ!ので単純に驚いた(チョロい客だ)

そのまま二人で遊びだし、そしたらそのうち袖から2人出てきてまた友達?が増え、その後4人また増えて、即席ゴールも作ったりしながら遊んでいる様子が、なんだかうらやましい光景。

この時点で楽しい。



あとどんなんがあったかな…

近藤さんがギター弾き語り、

こんな悪夢を見ました…と言うと、舞台上にはテロテロのフォーマルドレス?カクテルドレス?を着たメンバーが数名。栄養が足りないと言われたスズキさんは普通にスタイル良く、香取なおとさんは単に美しかったが笑。

奇声をあげつつ踊っていたが、そのうち客席へ。

突然の質問コーナー!

当たりはしなかったが通路席だったのでドキドキした笑

質問なんだったかな、「大切なものは」と何人か聞かれている中「妻」、

ラスト質問でお子様が突然「今欲しいものは」と質問替えされたのに「本」と答えていたあたりに拍手。民度高くない?



あと、翔んで埼玉的な極地埼玉ネタの芝居コーナー、ビーバーイーツ。若手3人がお江戸に憧れる話をしている。流石に置いてかれ感満載だったが、たまに出てくる浦和や大宮の地名には聞き覚えのある徳島サポでした。


そういえば、消毒するダンス、みたいなのもあった。初演時にはまだ五類移行に慣れてなかったんだな、とほんの少しの時代の違和感を感じる。




どこだったか効果音をアテレコするようなコーナー?もあった。

数人の担当者はごめんなさいどなただったか忘れたけどなんかめっちゃ上手かった。

ラストはどこから音が出てるんだ?となった。




人形劇コーナー

花道上手でラジオDJブース、下手花道ではめっちゃ小さい枠の中で必死に頭を隠し?(出てたけど)両手にパペットパクパクさせつつ、たまにスクリーン見ながら休憩してた安田さんが面白かった。






また別の作品に飛ぶけれど

多分不燃ゴミの日。

ゴミ袋が舞台一面に置かれていて、出しにきた近藤さんがふと過去を振り返る?場面。


舞台奥、片隅で、

ビニール傘をゴミ袋にこれでもかと突き刺している人がいる。瞬時に「アレだ」と思う。

(…これは、もしかしたら若い人にはわからないかもしれないが、ネタとしてでも知っている事を祈る)

特にその事件についてどうこうはないが、ただ傘を突くだけで蘇る闇。ただただ楽しんでいた作品の唯一の闇だった。

そのあとゴミ袋の中から近藤さんが学生服を発掘し、群舞になる。

結成されたのがその年だったのかな?

ここで踊った曲が本当の初演のやつとかなら、もし昔を知ってる人には胸熱だろうな、と思った




あとは、ラストの近藤さんのソロ。

なんだかんだでやっぱり不動のリーダー。

美しいと思う。


そして!

ラストに(ひとつフライングしてたので仕組みはわからないけど)一斉に風船が飛ぶ。

というかヒモの長さいっぱいに伸びていく。

美しかった。



どうしても印象に残るのがストーリー性のあるものになるので、こんな感じのメモになるのだけど、普通に風船の隙間を走り回って躍る姿がカッコいい。


以前見た時にはあったバレエコーナー的なものは今回はなかったけれど、もしできるのであれば今っぽいヒップホップやらブレイクダンスとか、めちゃくちゃ難しそうな振りコーナーとかもあれば面白いのにな…とは思ったりもしたけれど、

ラストに丁度誕生日かつ還暦を迎えられた方がいて、お祝いしたのだった。

こんだけ踊ってる事に感心する。


ていうか、サリンの頃からずっとコンテンポで一線でやられてるって凄すぎる事だ

(逆にコンテンポだからこそなのかもしれないが)

オフロスキーさんが脱退してないのも大きいかもだけど。


またやろう、と言ってくれるといいな。