1992年のヒット曲。全米1位、全英3位、APB5位。
アルバム「Comfort Zone」(コンフォート・ゾーン)に収録。
かつてミス・アメリカにも選ばれた才色兼備の女性シンガー。
88年のデビューから4年が経ち、彼女初の全米シングルチャートの1位に輝いたのが、このバラード曲でした。
ビデオクリップでは寒い冬の感じがありますが、実際にヒットしていたのは、ちょうど春先の今頃ぐらいだったかと。
個人的にも、大学進学で上京する準備をしていた頃にラジオから流れていて、思い出深い1曲であります。
それまでの彼女の曲というと、わりとブラコンのダンス系のイメージが強くて、あまり注目していなかったのが、このバラードでその印象が一変。
何といっても、曲全体のアクセントになっているピアノの音色が絶品。
初めてイントロを聴いた瞬間、直感的に「ああ、この曲はいい曲に違いない」と思ったことを覚えています。
実際、2000年代から各種登場した「ピアノが印象的な」洋楽コンピCDにも、必ず登場してくる曲でもありましたね。
あと思い出されるのが、90年代の半ば頃に、シオノギ製薬の頭痛薬セデスのCMで使われていたこと。
土曜夕方のTV番組「ミュージックフェア」の合い間で、ヴァネッサ本人が登場するCMが流れておりました。
このCMのおかげか、APBチャートでも94年に再登場。数週間のチャートインでしたが、最高位10位をマークしています。
それでは今から29年前にヒットした、ヴァネッサ・ウィリアムスの「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」を聴いていただきましょう。ではまた次回。