洋楽の歩き方~since1987~

洋楽の歩き方~since1987~

洋楽歴30年超のまもなく50オヤジが、今までの音楽生活について語るブログです。
初めて洋楽を聴いた「1987」年から、90年代の半ばぐらいに巷でよく流れていた洋楽曲を中心に、
今と昔を行ったり来たりしながら、綴っていきたいと思います。

私のブログ「洋楽の歩き方~since1987~」へようこそ。

紹介する曲は、主に80年代から90年代にかけて、
アメリカやイギリスのヒットチャートを賑わせた曲が中心ですが、
日本のみで話題になった曲(TV主題歌、CM、洋楽カバーetc)も、

全国ポピュラーベストテン(APB)のデータと共に取り上げています。
毎回ランダムに「本日の1曲」にてご紹介。よろしくお付き合いください。

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1992年のヒット曲。全米1位、全英3位、APB5位。

アルバム「Comfort Zone」(コンフォート・ゾーン)に収録。

 

コンフォート・ゾーン

 

かつてミス・アメリカにも選ばれた才色兼備の女性シンガー。

88年のデビューから4年が経ち、彼女初の全米シングルチャートの1位に輝いたのが、このバラード曲でした。

ビデオクリップでは寒い冬の感じがありますが、実際にヒットしていたのは、ちょうど春先の今頃ぐらいだったかと。

個人的にも、大学進学で上京する準備をしていた頃にラジオから流れていて、思い出深い1曲であります。

 

それまでの彼女の曲というと、わりとブラコンのダンス系のイメージが強くて、あまり注目していなかったのが、このバラードでその印象が一変。

何といっても、曲全体のアクセントになっているピアノの音色が絶品。

初めてイントロを聴いた瞬間、直感的に「ああ、この曲はいい曲に違いない」と思ったことを覚えています。

実際、2000年代から各種登場した「ピアノが印象的な」洋楽コンピCDにも、必ず登場してくる曲でもありましたね。

 

あと思い出されるのが、90年代の半ば頃に、シオノギ製薬の頭痛薬セデスのCMで使われていたこと。

土曜夕方のTV番組「ミュージックフェア」の合い間で、ヴァネッサ本人が登場するCMが流れておりました。

このCMのおかげか、APBチャートでも94年に再登場。数週間のチャートインでしたが、最高位10位をマークしています。

 

それでは今から29年前にヒットした、ヴァネッサ・ウィリアムスの「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」を聴いていただきましょう。ではまた次回。

 

 

 

1988年のヒット曲。全米7位、全英3位。

アルバム「Tell It To My Heart」(テル・イット・トゥ・マイ・ハート)に収録。

 

Tell It to My Heart

 

アメリカ・ニューヨーク州出身の女性シンガーのデビューシングル。

私、初めてこの曲をラジオで聴いたときに、すごいパワフルな歌い方をする黒人シンガーだなと、勝手に思い込んでいたわけですが、

しばらくして、この曲のビデオクリップを見たときに、実は歌っているのが白人シンガーだとわかって、かなり驚いたことを覚えています。

 

この曲、一聴してわかる通り、キャッチーながら彼女の歌声と相まって、かなりパワフルなダンスサウンドに。

当時流行っていたマイアミ系ディスコの要素もありそうですね。

勢いがあるのは音だけでなく、メイク、ファッションから振り付けに至るまで、とにかく全て攻撃的なイメージ。

ビデオクリップでも、時折ボクシングか空手のような振り付けも見ることができて、ちょっとでも近づくと噛みつかれそうな感じすらします…。

 

データはないのですが、APBチャートでも88年初頭に、15位前後を数週間ふらふらしていたかと思いますが、

アメリカではこの後ビックヒットを連発。90年ぐらいまではヒットチャートの常連アーティストにまで登り詰めていくことになります。

 

それでは、今から33年前のヒット曲、テイラー・デインの「テル・イッツ・トゥ・マイ・ハート」を聴いていただきましょう。ではまた次回。
 

1987年のヒット曲。全米54位、APB1位(年間16位)。邦題「オーバー・ザ・トップ」。日本盤シングルの表記は、サミー・ヘイガーwithエディ・ヴァン・ヘイレン。

サントラアルバム「Over The Top」(オーバー・ザ・トップ)に収録。
 

 

87年のシルベスター・スタローン主演の映画主題歌。
トラック運転手の主人公が、アームレスリング(腕相撲)を通して、別れた妻の子との絆を取り戻すストーリー。
映画の中では、アームレスリング大会の激闘の中で勝ち続ける主人公のバックで流れていたかと。
 
プロデュースは、80’sサントラでおなじみのジョルジオ・モロダー。
エディ・ヴァン・ヘイレンもベースで参加しておりますね。
イントロでギュイーンとサミーのギターで曲の幕が開き、
映画の中の勝負そのままに、「勝者は全てを手にするのさ」と、
繰り返し熱く歌うサミーのボーカルが、映画のイメージとよく合っていたと思います。
 
アメリカの映画興行的には、「ロッキー」や「ランボー」ほど及ばず、
シングルチャートでも、50位台にとどまる程度でしたが、
日本では、映画もこの主題歌を含むサントラも共に大ヒット。
日本盤シングルで「withエディ…」にした表記も、もしかしたら効果があったかもしれませんね。
 
それでは今から34年前のサントラから、サミー・ヘイガーwithエディ・ヴァン・ヘイレンの「オーバー・ザ・トップ」を聴いていただきましょう。ではまた次回。