寿命が縮んだ
全国で大雪の被害がひどいけれど、
私の住んでいる地域はマシなほう。
うちの雪かきは、定年した父が、毎朝やってくれているから、
出勤の際の雪かきの手間もなく、
我が家は普段の冬より楽なくらいだ。
最近は道が混むので、少し早めに家を出たのだけど、
今日は特に大渋滞。
道路の温度表示、-8℃。
げんなりしていると、目の前で追突事故。
私の前をタクシーが走っていたんだけど、
そのタクシーが、その前を走っていたジムニーにぶつかってっちゃった。
もうすぐ「止まれ」の標識の前だったので、スピードは出ていても10~20キロ。
しかし路面が一面の氷のような状態で、
止まれなかったみたい。
かくいう私も、目の前で思いきりブレーキを踏んだそのタクシーにぶつかりそうになった。
つるつるの路面のせいで、私の車のABSがきいて、ブレーキはきかない。
ハンドルを切れば避けられるけど、狭い道なので、右も横も雪の壁。
これはぶつかるな、と半ばあきらめた。
スピードは子供の歩く早さくらいしか出てなかったんだけど、
止まらないんだもん。
ぶつかったら謝ろう、と思って観念したところ、
なんとか車は止まった。
ぶつかった感触がなかったので、ほっとした。
前のタクシーと私の車とは、絶対ミリ単位の間隔しかなかったと思う。
かなり車間距離はとっていたのが、不幸中の幸い。
でも、10メートルくらい滑った。
ほっと胸をなでおろしたところで、
会社に遅刻しそうなことに気づいた。
前の2台の車は、交渉を始めたので、
その車を追い越して先を急がなければならないのだけど、
道が狭すぎて追い越せない。
何とか追い越したら、
なんと、その先の道でも、別の車が事故ってた。
大きなバンが、雪の中に見事につっこんでた。
よっぽど滑る道だったみたい。
その運転手も、外に出て電話で何か話してる。
その車をよけようとしたけれど、
道には深い轍が出来ていて、
私はなかなかそこから抜け出せず、ずるずる滑りながら進んだ。
そのうち、そんな外の状況に気づいた近所の人たちが、
どやどや集まってきて、
私の車を誘導してくれたり、交通整理をしてくれたりした。
こんなこと初めて。
そのあとようやく、私もさっきのぶつかりそうになったことを思い出して、
ちょっと震えがきたので、
遅刻しそうだったけどゆっくり走って、何とか保育園に着いた。
ジュニ子は、ず~~~っと平和に眠りこけていた。
会社にも、遅刻ぎりぎりだったけど間に合った、ラッキー。
ジュニ子を乗せるようになって、運転はかなり慎重になったと思ったけど、
冬道はもっと気をつけなきゃいけないのかなあ。
もう、運の問題のような気もしてきた。
運転になれているはずのタクシーの運転手でさえ事故ってるんだから、
もし私の前にタクシーがいなかったら、事故ってたのは私だったかも。
ああ、こわいこわい。
冬の間は、あの川原沿いの道はもう走らないことにしよう。