勘弁してよ | 年子母の気ままな日常

勘弁してよ

私の祖母は、性格が悪い。


実の孫が言うのだから、相当なものだ。


そんな祖母にイビられて20年近く経つ私の実母。


そんな母だが、父と離婚するわけでもなく、

家出するわけでもなく(過去に履歴はあり)、

家を切り盛りして、今でも私や弟の面倒を良く見てくれている。


私の家に、ジュニ子のお風呂を入れに来てくれるときは、

少しながらほっとするのか、たまにだが愚痴をこぼしていく。


本当なら唯一の安らげる場所である家が、

一番のストレスのたまる場所である母の無念を思って、

「母の無念日記」

でも、つけてみることにした。




第一回(いつまで続くやら)


「孫にもらった服」



ばあちゃんには、孫が3人いる。


私と弟のほかに、父方のいとこが一人(Sちゃん)。

ズボラな私や弟と違って、とても面倒見が良く、誰にでも好かれるタイプ。


都会に嫁に行ったが、地元に戻ってくると、

必ずじいちゃんの墓参りに行くような、律儀な面もある。


そのSちゃんが、うちのばあちゃんに洋服を買ってきてくれたようだ。


デザインは、シンプルでセンスのいいブラウス。


ばあちゃんは、自分では服の趣味がいいと思っているようだが、

あくまで普通の感覚の私と母に言わせれば、

???

というときもある。


ジャイアンな人(お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの)なので、

この間などは、私が嫁入り前に残していった洋服を物色したらしく、

なぜか、小学生のときに着ていた

クマ柄の模様のパジャマを、上着として着ていた。

服の趣味の悪さは負けない父も、さすがに唖然。


私のものに触るなといっても言うことを聞く人ではないので、

ばあちゃんが興味を示しそうで、これはヤバイと思ったものは、

その後、全て処分してきた。


ともかく、趣味はともかく洋服にはうるさいばあちゃんだったので、

ブラウスをもらって、当然喜ぶと思っていた。



ところがばあちゃん、

「あんなの着れないわよ!」


言ったらしい。


何が気に入らなかったのか知らないが、

かわいい孫からもらったものに、その言い草。


ともあれ、触らぬ神にたたりなし、の母は、口をつぐんだ。

まあ、こればっかりは、好みもあるしね。



ある日のこと。


外に出るときに、着る洋服で大騒ぎするので、

うちの母が、

「この前Sちゃんからもらったブラウス、着ればいいじゃない」

と、薦めた。



「あれね、あげたわよ」


しれっと、言ったらしい。


さすがの母もびっくりした。

プレゼントを、簡単にあげてしまうなんて。


せっかくもらったんだから、返してもらったら、ということを

やんわりと言ったようだ。



そしたら、文句を言われたばあちゃん、怒り狂った。

ちょっとでも自分の意に沿わないことがあると

ヒステリーを起こすばあちゃんなので、

そこからは、母は父にバトンタッチをして、

父がばあちゃんの文句の的になってやっていたそうだ。


(中略)


結局、ブラウスは返してもらうことになったらしい。


「嫁に返してもらえって言われたから、

仕方なく返してもらうことにしたわよ!」

父と先方に、こんなことを言っていたようだ。



この、中略にした暴言の数々を、みなさんにお披露目したいくらい。