ごめんね。
やってしまいました。
それは今日の夕方の話。
いつものように、保育園からジュニ子を連れ帰り、チャイルドシートに乗せた。
いつもと違うことは、自分の車ではなく、たまたまダンナの車だったこと。
私はいつも、チャイルドシートに載せる前に、
保育園で使う荷物を入れたバッグと車の鍵を、
助手席に、ポイッとしてから、ジュニ子のベルト装着に取り掛かる。
でないと、荷物が邪魔で作業できない。
しかし、知らなかったんだけど。
「キーレスで鍵を開けた場合、30秒もすれば、自動で閉まる」
ということ。
今の車って、性能がいい。←感心している場合じゃない。
実は私、車のディーラーに勤めている。ダンナも同じ業種。
知りませんでした。
やってしまいました。
インロック!!!
しかも、ジュニ子を中に残したまま。
荷物は助手席。
放心している場合じゃない。
ディーラーに勤めているくせに
間抜けなことをしている自分を笑っている場合でもない。
後部座席って、鍵が閉まってからドアを閉めても、鍵が自動で開かないのよ!
ダンナが貼った真っ黒のスモークガラスのせいで、
後部座席のチャイルドシートにいるジュニ子の顔も見えない。
でも何とか、ガラスに鼻をつけるようにして覗き込むと、
きょとんとしたジュニ子の顔。
夢中でダンナに電話して、
「今すぐ来て!」
と。
ジュニ子、泣き始める。
車って密閉されると防音性が高く、大声で泣いているはずのジュニ子の声も、
お迎えの子供が続々通る保育園の駐車場では、かき消されてしまうほど。
幸い、夕方なので、エアコンのない車内でも、十数分なら耐えられるだろう。
だんなの勤める店は、保育園から車で15分ほど。
だんなは、とりあえず急いでいく、というものの、渋滞にハマって
到着までには20分ほどかかりそう。
私は所在無くうろうろして、まだ到着しないのがわかってるのに、
ダンナに3回も電話をかけた。
「泣いてるよー」
「かわいそう」
逐一報告されたダンナもかわいそう。
(運転中に携帯電話を使用してはいけません)
ダンナは、保育園から一番近い店から、応援を頼んだといった。
一番近い店というのは、どこあろう、私の職場。
恥ずかしいからやめて! といったものの、
ダンナが会社を抜ける際に事情を説明したら、
上司が気を利かせて電話してくれちゃっていたらしい。
俺も今から向かうけど、とダンナ。
なんか大ごとになってるー!
赤んぼが車内にいるから、確かに大ごとなんだけど。
私の働く職場から、サービスマンが駆けつけてくれました。
働く階も部署も違うから喋ったことがなかった人だったけど、いい人でした。
さすがディーラーの人。
専門の工具の使い方はさっぱりわからなかったけど、
ものの1分で開きました。
恥ずかしさで米つきバッタのようにお礼を言っているところで、ダンナ到着。
その人とダンナは仲良しさん。
車内からジュニ子を助け出すと、一瞬で泣き止んだが、
気のせいか、私のことをじとーっと睨んでいました。
ずっと泣いていたのに、何でママきてくれなかったのよう。
とでも言いたげでした。
蒸し暑くなりつつあった車内で叫びつづけたせいで、
今まで見たこともないほど汗びっしょり。
額に髪がはりつき、けっこう凄惨な様子。
ごめんよ。
というわけで、車の中でたっぷりおっぱいをあげて、
ご機嫌になるまで抱っこしてた。
トラウマになったりして。
ママを許してね。
ともあれ、家に帰ってきてからはずっとニコニコし、夜はころっと寝たジュニ子でした。
忘れっぽいのはママ譲りかも。