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漢方1日1歩のブログ

1日生きるとは1歩進む人生でありたい(by湯川秀樹)の言葉のように、傷寒論や類聚方広義、勿誤薬室方函を参考に1日1歩づつ漢方医として成長していきたいと思っています。(実際に患者に処方するにあたっては添付文書を参照され、自らの診断と責任でご処方ください。)

インフルエンザと診断すれば、当院では基本的にはイナビルなどの抗インフルエンザ治療薬を使用している。しかし場合によっては使用できないケースや望まないケースもあり漢方治療のみで切り抜けることもある。世間ではインフルエンザ=麻黄湯となっているが、当院では柴葛解肌湯や(初期から)柴胡桂枝湯証を呈することが多く、麻黄湯の使用機会は少ない。麻黄湯証のインフルエンザが少ないのは、当院では小児のインフルエンザが少ないからかもしれない。ある症例ではインフルエンザ治療がうまくいってすぐに解熱した。それなのに母親から


「熱が速く下がり過ぎです。友達の○○君は40度の熱が何日も出たといいますが、うちの子は38度一回きりでした。学校は休まないといけないし、私も仕事に行けないし、本当にインフルエンザですか?」


私はどう治療すれば良かったのだろう?インフルエンザらしく重症感漂わせる時期を経て治せという事なのだろうか?


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 八味地黄丸は高齢男性の補腎剤と考えている人が多い。しかし八味地黄丸創成当時の寿命は50歳前後と考えられ本来は

 

40前後

 

にこそ必要な薬方と考えられる。私も40代だがそろそろ八味地黄丸にお世話になるのだろうか?

 

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 妊娠中は漢方薬と言えども流産の危険を減らす安胎薬など必要な薬を除いて可能な限り投与を控えるべきである。大黄や附子や活血剤などの生薬はなんとなく悪いのは想像できるが

 

呉茱萸 乾姜 薏苡仁 

 

なども慎重投与もしくは禁忌となっている。漢方医に限らず知っておくべきである。

 

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 日本東洋医学会の学会は東洋医学に関わる会だがどちらかというと発表は漢方薬治療に関することが多く鍼灸に関するものは少ない。場合によっては無理解な医師から鍼灸を少し下に見たような質問が投げかけられて悲しく思う事がある。漢方薬=東洋医学という認識の医師が多いが西洋医学の統計医学で有意差を生じたEBM論文は圧倒的に漢方薬より鍼灸の方が多い。医師に決して鍼灸の間違った認識が広がらないことを願っている。

 

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入浴には

 

温める

血行を良くする

発汗させる

 

効果がある。つまり入浴で症状が緩和されるようなら、上記のような作用のある生薬を配合した方剤を選択するのも一つの手段である。

 

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