甘草湯の生きる道 | 漢方1日1歩のブログ

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1日生きるとは1歩進む人生でありたい(by湯川秀樹)の言葉のように、傷寒論や類聚方広義、勿誤薬室方函を参考に1日1歩づつ漢方医として成長していきたいと思っています。(実際に患者に処方するにあたっては添付文書を参照され、自らの診断と責任でご処方ください。)

 クラシエ甘草湯は甘草8.0gのみをエキス化した単純な処方である。はっきり言ってこれ単剤では殆ど使い道がない。しかし私の診療にこの方剤はなくてはならない。それは半夏瀉心湯に加味して甘草瀉心湯として使うからである。その時は1日量の1/6(甘草量として1.5g)分3で半夏瀉心湯に加味して投与している。甘草瀉心湯は非常に応用範囲が広く、即効性がある。甘草湯がなければ甘麦大棗湯合半夏瀉心湯でも代用できる。

 

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