柴胡桂枝湯とクラビット | 漢方1日1歩のブログ

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1日生きるとは1歩進む人生でありたい(by湯川秀樹)の言葉のように、傷寒論や類聚方広義、勿誤薬室方函を参考に1日1歩づつ漢方医として成長していきたいと思っています。(実際に患者に処方するにあたっては添付文書を参照され、自らの診断と責任でご処方ください。)

本日は気軽な生薬方豆知識を5行以内で伝えます。

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 クラシエ柴胡桂枝湯はその名の通り、桂枝湯と小柴胡湯の合方でうがった見方をすれば桂枝湯から小柴胡湯までの広い範囲をカバーするブロードスペクトラムの漢方薬である。この衝撃はクラビット発売当初にこんなに広範囲に効くのかと思った興奮に似ている。


補足)柴胡桂枝湯は本来太陽病と少陽病の併病に使用されるべき方剤です。しかし現代では売薬のせいか純粋な太陽病は少なく初診の段階で柴胡桂枝湯に陥っていることがほとんどである。また経験上純粋な太陽病はともかく小柴胡湯証に柴胡桂枝湯を使用しても改善することはあっても悪化することはほとんどない。


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