本当の漢方処方能力見抜いてますか?~亀井南冥~ | 漢方1日1歩のブログ

漢方1日1歩のブログ

1日生きるとは1歩進む人生でありたい(by湯川秀樹)の言葉のように、傷寒論や類聚方広義、勿誤薬室方函を参考に1日1歩づつ漢方医として成長していきたいと思っています。(実際に患者に処方するにあたっては添付文書を参照され、自らの診断と責任でご処方ください。)

本日は先哲命日

初めてこのブログをご訪問の方は是非日常診療カテゴリーもご覧下さい。

 

 亀井南冥は1814年4月21日に死去している。永富独嘯庵の一番弟子で、夭逝した師匠に変わり遺児を五島候に出仕するまでに立派に育て上げた。亀井南冥は儒者としてあまりに優れていたため医としては埋没している感があるが極めて有能な漢方医であった。儒者としての亀井塾では3奪と言って簡単に言えば


①身分

②学歴

③年齢


を一旦ご破算にして能力に応じて評価するという方針を取った。我々は兎角この3つには縛られがちである。上記3つを除いて本当の能力を見定めるのは至難の業である。亀井塾からは医をはじめ多くの優秀な政治家や学者が巣立っていたのは言うまでもない。亀井南冥の墓は福岡県福岡市の浄満寺にある。


応援クリックお願いします。

 にほんブログ村 健康ブログ 漢方へ
にほんブログ村