本日漢方先哲命日
吉益東洞は1773年11月9日に死去している。吉益東洞の時代は蘭学が勃興し始めた時期ではあったが、未だ漢方の方が主で蘭学との兼ね合いをあまり考えなくてよかった最後の世代と思われる。そういう意味では吉益東洞は1代で築き上げた医傑ではあったが幸せな時代に生を受けたともいえる。吉益東洞の墓は東福寺荘厳院にある。言わずと知れた紅葉の名所である。多くの観光客でにぎわうこの季節、一般の人はともかく漢方に少しでも関わりがあるかたであれば、東福寺の紅葉狩りのあと一瞬間でも荘厳院の前で立ち止まり手を合わせる方が増えることを願っている。(写真は昨年に私が吉益東洞の墓参りに行った際の東福寺紅葉です)
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