先日令和6年度税理士試験の試験会場と申込者数が発表されました
(今日のデータ等は国税庁HPの引用です)
昨年まで20年超に渡って税理士試験を受けてきた(昨年ようやく官報合格)自分にとっては、やはり今年の試験もに気になるので今年の事や税理士試験ベテランならではの昔の事等を書きたいと思います
ちなみに自分は大阪国税局しか申し込んだことがないので受験地は大阪又は京都の話になります

最初に税理士試験とは必修の会計2科目(簿記論・財務諸表論)及び税法9科目の中から選択で3科目(法人税法又は所得税法の1科目は必修)の合計5科目で官報合格となります(5科目は一発で受かる必要は無く科目合格は生涯有効です)

今年の受験地大阪府の会場は立命館大学大阪いばらきキャンパス
此処は2016年に初めて会場になってから今年で4回目で頻繁に会場が変わる大阪(自分は京都を含めてトータル10ヵ所でした)の中において近年主流になりつつあります
昨年の受験票より
試験当日は大抵猛暑なので駅から近いのは個人的には助かりました
建物は昭和生まれの自分からしたらびっくりする位綺麗なのですが、机の前後の間隔が狭い(前後の机と椅子が繋がってる)のが少しやり辛かったです

そして最も気になるのが受験者数
税理士試験には受験資格が必要なのですが、昨年から会計2科目については受験資格が撤廃されて令和4年まで減少傾向だった受験申込者数が令和5年は簿記論が約17,000→約21,000、財務諸表論が約14,000→約18,000と大幅増加
令和5年申込者数

そして今年も簿財共に約1,500増加で更に税法も軒並み増加


税理士試験は各科目とも60点が合格なのですが、これは相対的な評価の60点で、簿財だと例年上位20%前後、税法だと例年上位14%前後が60点になるという方式なので受験者数が増えて合格率が例年通りなら合格者が増えることになるので(合格率は年によって結構変動しますが)受験者数はかなり重要になってきます

そして合格者数は申込数ではなく受験者数(会場で試験を受けた数)✕合格率となります
令和5年科目別合格者数

簿記論のように人気科目だと昨年の受験率(受験者数÷申込者数)が約75%と高いのですが、自分が昨年受けた酒税法は受験率約59%と悲しくなる位低いです

まぁ酒税法のようなミニ税法はとりあえず申し込んで本番では本命の科目に絞って受験しない受験者が多いのでしょうがないです

それにしても昨年の財表の合格率28.1%は高かったです

なんか文章が長くなってきたので、税理士試験ベテのあるあるは明日にしようと思います(というかあんまり思い付かなかったです・・)