足の裏にホクロができた ~発見から皮膚科へ~ | 全てのコスメは美に通ず

足の裏にホクロができた ~発見から皮膚科へ~

久し振りのブログ更新です。
今日はコスメの記事でも写真関係のことでもなんでもなく、書こうかどうしようか迷ったのですが、
備忘録&おそらく多少の需要がどこかにあるのかなと思い、書くことにしました。
写真無しの文章ばかりなので興味のない方は飛ばして下さい。
また、それでも読むという奇特な方がいらっしゃったら、
全て”私の場合、私の認識”ということを前提としてお読みください。


突然ですが皆様、メラノーマという病気をご存知でしょうか。


ここのところ、テレビの健康医療番組等で取り上げられることが多くなってるようではありますが、
おそらくこのブログを見て頂いている年代の方だと知らない方も多いのではないかと思っています。
かく言う私もつい最近まで全く知りませんでした。


メラノーマは皮膚がんの一種で、メラノサイトが突如がん化したものを指すそうです。
初期の段階では素人目には普通のほくろと見わけが付かずに見逃してしまいがちですが、
進行がとても早いので転移し易く、しかも抗がん剤もほとんど効かないということで総じて予後が悪く、
あらゆる”がん”の中でも最も悪性度が高く恐れられているがんの一つです。
主に白色人種に多い病気らしいのですが、日本人でももちろん発症します。
特に日本人の場合、足の裏や手のひら等、あまり紫外線を浴びることのない部位に好発するそうです。
原因はまだハッキリとは分かっていませんが、この場合、
紫外線の影響よりもむしろ長期にわたる刺激が悪影響を及ぼしている可能性が考えられるとのこと。


つまり、足の裏や掌に突如ほくろ(のようなもの)が出来たら要注意らしいのです。
さぁ皆さん、きっと今頃足の裏を眺めていることでしょう足の裏


で、こんなことを書くからには皆様薄々お気づきでしょうが、
私、最近突如足の裏にほくろ(のようなもの)ができましたなく
正確にはいつからあったのか分からないのですが、初めて気付いたのは今年の春頃。
冬場は基本靴下を履きっ放しなので、まじまじと足の裏を見ることもなく、
もしかしたらもっと前からあったのかもしれませんが、少なくとも去年の夏には無かったと思います。
それでも気付いた当初は、
「こんなところにホクロって出来るもんなのね~」
ぐらいで全く気にも留めていませんでした。
ところが、先月の初め頃、急に唇が激しく荒れ出して治らなかったのでそれについて調べていたところ、
たまたまどこかのサイトで、
”足の裏のホクロは要注意”
という一文を見つけたのです。
「ありますけど…何か?」
と、そのページを開いてみると、目に飛び込んできたのはそれはそれは恐ろしい内容ばかり!
唇の荒れとかチョーどーでもイイ!とばかりに(というかその瞬間から唇荒れてること忘れた)、
その後はずっと足の裏とにらめっこしながらメラノーマについてばかり調べていました。


以下、あくまで私が個人的にネットで調べた内容を私の言葉で適当に書いているだけで、
もちろん私は医者でもなんでもないことを承知の上で、参考程度に読み流して下さい。
”メラノーマ”や”足の裏のホクロ”などで検索すればいくらでも情報が出てきます。
気になるホクロ等がある方は、とにかく皮膚科へGOで。


メラノーマ(悪性黒色腫)は最初に述べたように恐ろしい病気ですが、実際は相当稀なガンで、
足の裏にほくろがあってもほとんどの場合は良性のものであることが多いそうです。
ところがその見分けは経験ある専門医でないとなかなか難しいらしく、
白黒ハッキリさせるには患部を切り取って病理検査に出すしか方法は無いようなのですが、
一応目安のようなものは存在しています。


①大きさが5mm前後以上
②形が非対称
③色に濃淡がある
④短い期間に急速に大きくなる
⑤痛みや痒み、出血等がある


等々、あくまで私が調べた限りですが他にも色々あるようです。


私の疑わしきそいつは、大きさが5mmで形はだいたい円形、
真ん中がポチっと濃い茶で周囲は薄い茶、
少なくとも1年以内に現れたもの(最初からこの大きさとは考え難いから急に成長したと思われる)、
痛み痒み出血などは一切無し、
といったところ。


う~~~ん。
限りなく黒に近いグレーだわ…。



たまたま翌日から夫が帰省だったので、まぁ、夜一人で泣いたよね。うん。
でもまぁいつまでも不安がっていたずらに時間を消費するより、
早く白黒ハッキリさせてその後の方針を考えた方が良いに決まっているので、
大の病院嫌いの私だけど、翌日には病院を予約して行ってきました。


病院は、モノがモノだけに大学病院とかの方が良いのかなとも思いましたが、
基本病院と縁が無い私は大学病院なんてどうなっているのかさっぱり勝手が分からず、
待ちに待たされた揚句、ヘタしたら、
「このぐらいで…(ぷっ)」
なんて笑われるかもしれないと不安になり(もちろんそんなことは無いと思う)、
普通に近所の皮膚科に行って紹介状を書いてもらえばいいかなと思っていました。
ところが調べてみると、市内にメラノーマの専門医が開業している皮膚科があったので、
小さな開業医で最初から専門の先生に診てもらえるならその方が良いなと、そちらに行くことに。


病院では、簡単な問診の後、ダーモスコープと言うもので病変部の写真を撮ってもらいました。
ダーモスコープとは、カメラに特殊なルーペのようなレンズを付けたものを肌に密着させ、
光で病変部を照らし出しながら撮影する器具です。
目視で観察するよりも大きく、肌の奥まで見ることが出来、
その特徴でメラノーマか否かかなり正確に判断出来るそうです。
もちろん痛くも痒くもありません。
ただこのダーモスコープ、簡単な作りのものですが置いてある病院は少ないようなので、
もし足の裏や掌のホクロが心配で病院に行かれるならその辺調べて行ったら良いと思います。
…で、私の問題のソレですが。
ダーモスコープで写真を撮って3秒後、
「うん、ガンではないですね」
と先生。


あ~~、良かった~ホッ


と、とりあえず一安心。
その道の権威がものの3秒で判定してくれたのだからほぼ間違いないのだと思います。
ただ私が、
「じゃあ普通のホクロなんですね」
と確認すると、
「いや、ホクロでもないです」
とのこと。
私はてっきり、悪性のものでなければ普通のホクロだと思っていたのでこれは意外でした。
先生によると、私のソレは中心部が濃くなっており、ここから徐々に大きくなっていくタイプのもので、
今はガンではないけれど放っておくといずれガン化する可能性があるとのことでした。
ちなみに専門家の間でも、ホクロは最初からホクロとして、
メラノーマも最初からメラノーマとして発生するという学説と、
ホクロが突如メラノーマに変化することもあるという学説があるそうですが、
私のソレはどうも後者の可能性があるということらしいです。
というわけなので先生に、
「今すぐどうこうってことは無いけれど、これ以上大きくなると取る時に皮膚移植が必要になってくるし、
ましてやガン化してからでは遅いので、今のうちに取ってしまった方が安心かと思います」
と言われたので、大人しくその通りにすることにしたのでした。
私としても、経過観察とかいって日々足の裏を眺めながら戦々恐々と生活するのもイヤですし。
それに取った病変部分は念の為病理検査に出してもらえるとのことだったので、
より確実に安心感が得られるかなと思いました。
ま、逆に言えば病理検査結果が出るまでは100%安心は出来ないってことなんだけどね汗☆
とりあえず、
黒に近いグレー白に近いグレーにはなったかな。


手術編に続く。