初めての翻訳本 | ロシア語学習者の日記

ロシア語学習者の日記

60歳からの育ち直し。「歳だから」に負けない日々是学習

ロシア語を始めた頃、いつか小説を訳したいと思っていました。フリーランスデビューした時に、文芸翻訳の世界は、学者の先生達が牛耳っている世界だから、学士でしかない、しかも第二外国語で学んできた私の出る幕はないのだと理解しました。

そして、産業翻訳だけをずっとやり続けてきました。ロシア語の仕事の仕方は、通訳なら通訳、翻訳なら翻訳という区分もなく、来る仕事拒まずなので、なんでもやっていました。翻訳も専門性ももたず、なんでも訳していました。訳したテーマは、契約書にはじまり、法律、機械、仕様書、等々。

文芸翻訳がいつかできたらいいけど、そんなことはないのだろうと思っていたのですが、
翻訳オーディションをやっているのを見つけ、応募したところ、2分の1の確率で合格!

思いも寄らず、フィクションを訳させて頂くという幸運が舞い込んできました。

しかし、それからが大変。産業翻訳という正確でわかりやすければいいという翻訳しかしてなかった私が、「味のある訳」「雰囲気のある訳」「魅力的な訳」という課題を与えられ、四苦八苦することとなりました。

3か月間、訳を編集者から戻される度に、落ち込み、試行錯誤し、細かいところまで突っ込まれ‥。しかし、本当に素晴らしい経験をさせていただきました。

そして、出来上がった本を見た時、気恥ずかし、これでよかったのか。。。いろんな思いとともに心に浮かぶフレーズは、「願いは叶う」ということでした。

嬉しいです。愛おしいです。私の翻訳本、第一弾です。(絶対、第二弾も出すぞ!)