forget_me_not | 最後の羅針盤のブログ

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昨日、今日と肌寒い日が続いて
やっと秋らしい季節になりましたね

秋と言えば・・・・






この動画の中の
【赤とんぼ】を聴きたくなります
秋の夕焼けに染まる御所湖の畔で歌う
みさきさんの歌声と風景が
過ぎ去った沢山の良い思い出を
甦させてくれます



「赤とんぼ」の作詞は三木露風ですが、
詞の内容は露風自身の幼少時代の思い出を
正直に書いたものと言われています
露風は5歳の時両親が離婚することになり、
以降母親とは生き別れで
祖父に養育されることになったのですが、
実際は子守り奉公の姐やに面倒を見てもらい、
そのときの印象を歌にしたものです。

詞の第一節の「負われて見たのは」は、
姐やの背中におんぶされて肩越しに見た夕焼けが
露風の心の中に、いつまでも残っていたのでしょう

姐やといっても15歳で嫁に行ったのですから、
当時の農家は赤貧のため口べらしもあっての子守り奉公で、
嫁入り先の農業労働力としての意味もあり、
その後の姐やも働きづめの一生を送ったのでしょう

「お里の便りも絶えはてた」の意味は、
お母さんは離婚し実家に出戻っているのですが、
実のお母さんが実家の近くの娘を
子守り奉公に出すように図ることにより、
彼は姐やからお母さんの便りを聞くことが出来たのですが、
姐やも嫁に行くことになって、
もうお母さんの消息も聞くことが
出来なくなったという意味かも知れないです

いずれにしても【赤とんぼ】の唄は
切なく哀しい歌ですが、
この童謡の唄が
みさきさんが歌うと
感情移入を持って聴いてしまう
自分がいます







久しぶりに
みさきさんのアルバムを聴きました
【太陽と月の詩】
詩と言い曲と言い
とても気に入っている
アルバムの中の
1曲です




臼澤みさき
太陽と月の詩


もし君が悲しみで
こころ凍えていたなら
北風にひとりで
立ち向かえないなら

見上げてごらんよ
抜けるようなこの空を
どんなに離れていても
そばにいる

I will stand by you
僕は太陽になろう
震える君の背中を抱いて
温めるように



もし君が夢を追い
長い道をゆくとき
その道のつらさに
挫けそうになるとき

見上げてごらんよ
星が瞬く空を
どんなに離れていても
祈っている

I will stand by you
僕は銀の月になろう
闇のなかで君を照らして
迷わないように


La La La…


太陽と月のように
誰かを想い合おう
太陽と月のように
いつでもそばにいる
いつまでもそばにいる


I will stand by your side
Go your way come what may
Sunshine moonlight


           作詞・作曲 佐々木久夫





































余談で申し訳ないですが、
今日は私が好きな尾崎豊の歌のタイトルから由来する
【forget_me_not】=忘れな草について聞いてください

昔、ルドルフという騎士がドナウ川の岸辺に咲く
勿忘草を恋人ベルタの為に摘もうと岸辺へと降りましたが、
誤って川の流れにのまれてしまいます
川に流されながらもルドルフは
最後の力を振り絞って花を岸に投げ、
「僕を忘れないで」と叫んで死んでいきました
ベルタはその後ルドルフの墓にその花を添え、
彼の最期の言葉を花の名前にしたのだそうです
それが、そのままドイツ語の勿忘草の名前になり、
英語でもそのまま直訳した
【Forget-me-not】が勿忘草の名前になっています

尾崎豊の熱唱する歌を
是非良かったら観てください