町の小さな病院に行った。
糖尿の薬を飲んでおり、
定期的に検査をしてもらっている。
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先生からは、
数値が下がっていますし、
よくなっていますよと言われた。
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その言葉で僕は安心する。
安心することはいいことだ。
心が安らかになったということです。
会計を済ませて、出口に向かうときに、声をかけられた。
「忘れものだよぉ」
優しそうなおばあちゃんが会計カウンターの下あたりを指さしていた。
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カウンターの下の台に、僕のボディバッグが置いてあった。
会計の時に、台に置いていたのを忘れていた。
ボディバッグを取って、お礼を言った。
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「すいません。(教えてくれて)ありがとうございます」
おばあちゃんは、マスクをしていたが、
ニコニコ笑っているのが分かる。
人に親切にできない人は、自分が人からやってもらったことを
「大きなお世話」と感じてしまうのだろう。
なので、自分以外の相手も「大きなお世話」と感じてしまうと思って、人に声をかけられない。
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忘れ物を指摘してくれた、おばあちゃんは、
「小さな親切」をうまく受け取れる人なのだろう。
なので、躊躇(ちゅうちょ)なく大きな声で「忘れものだよぉ」と声をかけてくれた。
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僕は自分自身が「小さな親切」を感じられるかを試していた。
なので、僕はわざとそのボディバッグを忘れたのだろう。(そう思っている)
そして僕は「小さな親切」をちゃんと受け取ることができたのです。
ではまた
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