扇子(せんす)を、パタパタしていた人がいた。
「おっ、センスがいいねぇ」って思わず言ってしまった。
その人は思わず、「さぶー」と返してきたのです。
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そうか、そういうことを言うと、寒くなるのかと思ったのです。
ではもっと言ってしまえばいいと考えた。
「布団がふっとんだー」「イルカはいるかー」「なんちゅうかー、冷やし中華―」
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こんなことを、言っていたら、だんだんと、自分が寒くなっていくのがわかりました。
何か、冷え冷え(ひえびえ)してきたのです。
夏には、こういったおやじギャグで、涼しくなりましょう。
いや、そういうことではないのです。
おやじギャグを言っても、心が寒くなるだけなのです。
炎天下でおやじギャクを言っても、体が冷えたりはしない。
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心は寒々(さむざむ)しているのに、体は暑いと感じている。
これで、分かることは、心と体は別ものなのだということです。
魂と体は別だと言ってもいい。
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ということで、魂が体から抜け出してしまうことがありますよね。
自分の魂が抜けてしまったときに、自分とは違う魂が体に入りこんでしまうことがあります。
そして、その魂があなたの体を動かすことになるのです。
あなたは、いつもとは違う行動をとっていたりすることはないだろうか?
あなたは、いつもとは違った言葉を吐いていたりすることはないだろうか?
そういったときは、どこからか飛んで来た魂があなたの体に入り込んでいるのかもしれません。
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このことを「魂の入れ替わり」と言います。
僕も、いつもと違う、行動を取っていたり、
いつもと、違った言葉を口にしていたりすることがあるのです。 例えば、
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「その扇子(せんす)、センスいいねぇ」「布団がふっとんだー」「イルカはいるかー」「なんちゅうかー、冷やし中華―」とか言っていたりするのです。
あっ、すみません、これっていつも言っている言葉でした(^^;)
魂は入れ替わっていなかったみたいです(^^;) 「おお、さぶー」
ではまた
林由人著(幻冬舎)
僕の本の抜粋です。どうぞお読みください(^^)/
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