人間は、考えたことを実行しようとする生き物である。
「プロ野球選手になる」と言ったら、がむしゃらにバットを振っていたりする。
「ピアノのコンクールで優勝する」と言えば、ひたすらピアノを弾いていたりする。
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目標を言えば、脳がそうさせようとするのです。
「むきになって」「がむしゃらに」「ひたむきに」「ひたすら」その目標に向かっていくのです。
なので、目標を決めたら言ってしまいましょう。
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言葉って強いのです。
なので、もし、あなたが、「つらいなぁ」「きついなぁ」「大変だぁー」と言ってしまったら、
脳は、「つらいこと」「きついこと」「大変なこと」をどんどんとあなたに与えようとするでしょう。
僕は、思わず「大変だー(>_<)」なんて言葉を言ってしまったときには、この言葉を言っています。
「むきになってやらない」って。
そうすると、「大変だー」ってことを、むきになって、がむしゃらに行動しようとはしなくなります。
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常に「焦らない」ことがいいのかなと思うのですが、急いでいるとどうしても焦ったりしますよね。
そうすると、「焦る」という考えで、脳はますます自分を焦らせようとするのです。
なので、「むきになってやらない」と言って脳をクールダウンさせるのです。
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クールダウンというよりも、「むきになってやらない」を、脳は、むきになってやろうとします。
「『むきになってやらない』を、俺はやっている。『やらない』をやっているのかぁ。どういうことだぁー(>_<)」
なんて、脳がこんがらがってきたりもするかもしれませんね(^^;)
ネガティブな考えが浮かんでしまったら、ポジティブな言葉に言い換えればいいのですが、
それが中々できないときがありますよね。
そんなときに先ほどの言葉を使っているのです。「むきになってやらない」
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脳は言葉にしたことを、むきになって、実行しようとします。
ネガティブな言葉も実行しようとするのです。
なので、それを抑えるために「むきになってやらない」と言っているのです。
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「むきになって」「がむしゃらに」「ひたむきに」「ひたすら」やってもいいことはやりましょう。
「むきになって」「がむしゃらに」「ひたむきに」「ひたすら」やらなくてもいいことは、否定しましょう。
脳に言ってあげましょう。「(ネガティブなことは、)むきになってやらなくていいよ」ってね(^^)/
ではまた
林由人著(幻冬舎)
僕の本の抜粋です。どうぞお読みください(^^)/
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